株式会社キングジムの決算が公表されました!
この人気オフィス用品メーカーの最新の財務状況をご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社キングジム
証券コード: 79620
決算期: 2023年6月20日
株式会社キングジムの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社キングジムは6月20日を決算期末としており、第2四半期は12月20日が期末となっています。
主な事業
株式会社キングジムは、文具事務用品事業とインテリアライフスタイル事業の2つの主力事業を展開しています。
文具事務用品事業では人気の「テプラ」シリーズをはじめ、様々な文房具を提供しています。
一方、インテリアライフスタイル事業では、家具や家電製品、収納用品などライフスタイル商品を展開しています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は178億9,064万円となり、前年同期比3.7%減となりました。
利益面では、原価率の改善に取り組みましたが、予想以上の円安の影響もあり、営業損失は7億8,099万円となりました。
売上・利益の推移
過去2期の売上高推移を見ると、第1四半期から第3四半期にかけて増加傾向にあります。
一方、利益面では、新型コロナ関連用品の在庫処理の影響などから、第1四半期、第2四半期は減益傾向にあります。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期末の総資産は372億1,477万円となり、前期末から14億262万円増加しました。
負債合計は127億6,239万円と前期末から17億8,358万円増加し、純資産合計は244億5,237万円と3億8,095万円減少しています。
資産の部
資産の部では、商品及び製品が増加したことで、流動資産が前期末から12億8,094万円増加しています。
固定資産は11億4,532万円増加しました。
負債の部
負債の部では、運転資金需要により短期借入金が増加したことなどから、流動負債が前期末から16億1,984万円増加しました。
純資産の部
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上などから利益剰余金が6億2,528万円減少しましたが、為替換算調整勘定の増加などから、純資産合計は前期末から3億8,095万円減少しました。
ROAとROE
ROAは前期から1.8ポイント低下し3.7%となり、ROEも前期から1.1ポイント低下し3.9%となりました。
これは主に、円安の進行に伴う原価率の悪化や新型コロナ関連用品の在庫処理による損失の計上などが要因です。
キャッシュフロー
当第2四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは9億5,810万円の支出となり、投資活動によるキャッシュ・フローは2億498万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは10億8,655万円の収入となりました。
その結果、現金及び現金同等物は前期末から3,404万円増加し、第2四半期末残高は59億5,779万円となっています。
配当の支払額
株式会社キングジムは、年2回の配当を行っています。
当期の中間配当は1株当たり7円、期末配当は1株当たり7円を予定しています。
今後の展望
株式会社キングジムは、中期経営計画に基づき、成長分野への注力と基盤事業の強化に取り組んでいきます。
新商品の投入や広告宣伝活動の強化、M&Aによる事業領域の拡大など、持続的な成長に向けて努力しています。
編集部のまとめ
株式会社キングジムの今期第2四半期決算は、新型コロナ関連用品の在庫処理などの影響から減益となりました。
しかし、中期経営計画に基づき、成長分野への注力と基盤事業の強化に取り組んでおり、今後の業績回復が期待されます。
配当面でも、前期と同水準の年間14円を予定しており、株主還元も継続されています。
株式会社キングジムの決算日や配当についてまとめました。
株式会社キングジムは6月20日決算で、年2回の配当(中間7円、期末7円)を行っています。
今期の業績は減益となりましたが、中期的な成長に向けた取り組みを進めており、今後の業績回復に期待が持てる企業といえるでしょう。