ニュースの要約
- NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトが新卒採用を行い、理学療法士×ライフセーバーの新しいキャリアパスを提示した。
- NPOやソーシャルベンチャーが新卒を正規採用するケースは少ないが、「できない」を「できた!」に変える企業理念のもと、社会課題に挑む若者の選択肢の広がりを目指している。
- 須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、障がいの有無や年齢を問わず誰もが楽しめるビーチづくりを目指す先進的な取り組みとして、これまでも国内外で高い評価を得ている。
概要
NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、2025年4月付で大学新卒社員1名を正規雇用しました。
NPO法人として新卒採用を行うケースは多くはありませんが、「”できない”を”できた!”に変える」を掲げるプロジェクトの理念のもと、ユニバーサルビーチの普及を加速させるため、若い世代のアイデアと情熱を取り入れることにしました。
日本においては、NPOやソーシャルベンチャーが新卒を正規採用する例がまだ少数派です。一般的に社会貢献性の高い仕事は「憧れ」にとどまり、就職先としてはなかなか現実味を持ちづらい傾向があります。
そこで須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、覚悟を決めて新卒採用に踏み切りました。「社会を地元をよくしたい」という志を、仕事として実現し、応援し、仲間を迎え入れることで、キャリアの多様化を後押ししていきたいと考えています。
同プロジェクトは、障がいの有無や年齢・性別を問わず、誰もが自由に海を楽しめる「ユニバーサルビーチ」の実現を目指す先進的な取り組みとして、これまでも国内外で高い評価を得てきました。
新卒採用した柴田祐希さんは、理学療法士とライフセーバーの経験を活かし、地元・山口県下関市の海に「ユニバーサルビーチ」を創造していく意気込みを語っています。
2025年度にはユニバーサルビーチサミットの開催や全国普及に向けた取り組みを強化し、2035年度には全国47都道府県への展開を目指す一方で、2050年度には障がいのある人もない人も、あらゆる人が自分らしく挑戦できる社会の実現を掲げています。
「みんなの”できない”を”できた!”に変える」を合言葉に、須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、新しいキャリアパスの創出や、チャレンジする文化の醸成を通じて、より包摂的な社会の実現を目指していきます。
編集部の感想
編集部のまとめ
須磨ユニバーサルビーチプロジェクト:理学療法士×ライフセーバーの新しいキャリア NPOでソーシャルベンチャーが新卒採用をした理由についてまとめました
NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトが新卒採用を行うのは、日本においては非常に珍しい取り組みです。一般的に、NPOやソーシャルベンチャーが新卒社員を正規雇用することは少ないのが実情ですが、同プロジェクトは「”できない”を”できた!”に変える」を掲げ、若者の社会課題解決への挑戦を後押ししていきたいとの強い意志のもと、新たな人材の獲得に乗り出しました。
新卒採用した理学療法士×ライフセーバーのメンバーは、これまでの経験を活かしつつ、プロジェクトの理念に共感し、地元の海を誰もが安心して楽しめる「ユニバーサルビーチ」の実現に向けて熱意溢れる取り組みを行っています。
同プロジェクトは、2025年度にはユニバーサルビーチサミットの開催や全国普及への布石を打ち、2035年度には全国47都道府県への展開を目指すなど、長期的なビジョンを明確に掲げています。さらに2050年度には、障がいの有無にかかわらず、あらゆる人が自分らしく挑戦できる社会の実現を目指しており、インクルーシブな社会づくりに向けて、着実かつ意欲的な取り組みを展開していくものと期待されます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000109.000074318.html