
| 決算期 | 売上高 | 経常利益 | 純利益 | 1株配当 | ROE |
|---|---|---|---|---|---|
| 22/3 | 2535.75億円 | 69.04億円 | 46.34億円 | 90円 | 11.2% |
| 23/3 | 2721.67億円 | 81.82億円 | 57.82億円 | 100円 | 12.8% |
| 24/3 | 2616.04億円 | 88.56億円 | 59.36億円 | 100円 | 11.1% |
| 25/3 | 3026.81億円 | 108.57億円 | 67.4億円 | 130円 | 10.7% |
| 26/3 | 3346.12億円 | 100.31億円 | 68.41億円 | 150円 | 9.5% |
株式会社 極洋(証券コード13010)は、マグロをはじめとする水産物を幅広く扱う食品会社です。このページでは、投資を始めたばかりの方に向けて、極洋の直近の決算内容や5年間の業績の流れ、配当の状況などを、専門用語をできるだけ避けながら整理します。会社の「今」と「これまで」を数字でつかむための入り口としてお使いください。
株式会社 極洋の会社概要
極洋は、水産物の調達・加工・販売を中心に事業を展開する食品メーカーです。マグロなどの魚を世界各地から仕入れ、加工して国内外に届ける流れを担っており、業界では「大手水産会社」の一角として知られています。取り扱いは生鮮の魚介類だけにとどまらず、家庭でおなじみの冷凍食品や、ちくわ・かまぼこといった練り製品、常温で保存できる加工食品など、食卓に近い商品まで幅広く手がけています。
スーパーの売り場や外食チェーン、コンビニ向けなど、私たちが普段口にする食品の裏側で製品を供給していることが多いのが特徴です。原料となる魚をどれだけ有利に仕入れられるか、そして加工した商品をどれだけ付加価値をつけて売れるかが、業績を左右しやすい事業といえます。世界的な水産資源の状況や為替、原材料価格の動きといった外部環境の影響を受けやすい点も、食品会社ならではの性格です。
最新の決算ポイント
最新となる2026年3月期(26/3)は、本業のもうけに金融収支などを加えた経常利益が100.31億円でした。前の期(25/3)の108.57億円と比べると約8億円の減少で、率にするとおよそ7.6%のマイナスです。一方で、最終的なもうけを示す純利益は68.41億円となり、前の期の67.4億円をわずかに上回りました。経常利益は前年を下回ったものの、純利益は過去最高水準を維持した、という形です。
経常利益と純利益で方向が分かれた背景には、税金や特別な損益といった、本業のもうけとは別の要素が影響していると考えられます。経常段階でのもうけがやや縮んでも、最終的な純利益がしっかり残った点は、投資初心者の方が決算を読むときに「利益は一つではなく、段階ごとに見る」ことを知る良い例といえます。売上高そのものは3346.12億円と過去最高を更新しており、事業の規模は拡大が続いています。
業績の推移
過去5年間の連結業績を古い順に見ると、規模の拡大がはっきりと読み取れます。売上高は22/3の2535.75億円から、23/3に2721.67億円へ増加し、24/3はいったん2616.04億円へ落ち着いたものの、25/3は3026.81億円、26/3は3346.12億円と、直近2期で大きく伸びました。5年間でおよそ800億円規模の増収となっています。
利益面も、水準を切り上げてきました。経常利益は22/3の69.04億円から、23/3に81.82億円、24/3に88.56億円、25/3には108.57億円と初めて100億円台に到達しました。26/3は100.31億円とやや戻したものの、5年前と比べれば高い水準を保っています。純利益も46.34億円(22/3)、57.82億円(23/3)、59.36億円(24/3)、67.4億円(25/3)、68.41億円(26/3)と、5期連続で前年を上回る右肩上がりで推移しました。
一方で、自己資本に対してどれだけ効率よくもうけたかを示すROE(自己資本利益率)は、23/3の12.8%をピークに、24/3が11.1%、25/3が10.7%、26/3が9.5%と、緩やかに低下しています。純利益は増えているのにROEが下がっているのは、利益の積み上がりによって会社の元手(純資産)自体が大きくなり、分母が膨らんだことが一因と考えられます。規模拡大の裏で、資本を使う効率という観点では見ておきたい変化です。26/3時点の総資産は2141.28億円、純資産は788.68億円となっています。
配当の状況
株主への配当は、この5年間で増える傾向が続いています。1株当たりの年間配当は、22/3が90円、23/3と24/3が100円、25/3が130円、そして26/3は150円でした。5年前と比べると60円の増配で、特に直近2期での引き上げが目立ちます。
純利益が着実に伸びるなかで配当も段階的に増やしてきた流れは、株主への還元に前向きな姿勢がうかがえるポイントです。ただし配当額は毎期の業績や会社の方針によって変わり得るため、将来も同じペースで増え続けると決めつけることはできません。実際の配当予想や配当方針は、公式のIR情報で最新の内容を確認することをおすすめします。
株主優待
極洋は水産・食品会社ということもあり、自社商品にちなんだ株主優待が話題にのぼることがあります。ただし優待の有無や内容、対象となる保有株数、贈呈の時期などは、会社の方針によって見直されることがあります。ここで断定的にお伝えするよりも、最新の優待内容は公式IR(投資家向け情報)でご確認ください。優待を目的に投資を検討する場合は、権利が得られる基準日や必要な株数もあわせてチェックしておくと安心です。
決算発表スケジュール
極洋の決算期は3月です。1年間の成績をまとめる本決算(通期決算)は、例年おおむね5月上旬ごろに発表されるのが一般的な流れです。そのほか、年度の途中経過を伝える四半期決算が、8月ごろ(第1四半期)、11月ごろ(第2四半期)、2月ごろ(第3四半期)に発表される形が一般的です。正確な発表日は年によって前後するため、実際の日程は公式IRの開示予定でご確認ください。
よくある質問
決算はいつ発表されますか?
極洋の決算期は3月で、通期の本決算はおおよそ5月上旬ごろの発表が一般的です。四半期ごとの決算も年3回、8月・11月・2月ごろに発表される流れです。
配当はどれくらいですか?
直近の2026年3月期(26/3)の年間配当は1株150円でした。過去5年は90円→100円→100円→130円→150円と増える傾向で推移しています。今後の配当予想は公式IRでご確認ください。
株主優待はありますか?
自社商品にちなんだ優待が話題になることはありますが、内容や条件は変更される場合があります。最新の株主優待については公式IRでご確認いただくのが確実です。
本記事は情報提供を目的としたもので、投資を勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。掲載数値はEDINET提出書類・Yahoo!ファイナンス等に基づきますが、正確性を保証するものではありません。





















