株式会社きもとの第64期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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株式会社きもと(証券コード:8025)の2023年12月期第3四半期決算の内容をご紹介します。売上高は7,165百万円と前年同期比で7.2%減少しましたが、経常利益は168百万円と大幅に改善されました。主力の電子デバイス関連製品の需要は減少したものの、新しい自動車向け高付加価値部材の販売増加や、原材料価格や製造コストの上昇分を価格に転嫁できたことが利益率改善の要因です。今後も新規ビジネスの開拓とコスト低減に注力していきます。

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企業情報

企業名: 株式会社きもと
証券コード: 8025
決算期: 3月期

株式会社きもとの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社きもとの決算は3月期で、第3四半期報告書の提出期限は2024年2月2日となっています。

主な事業

株式会社きもとは、電子部品や建設用パーツなどのファインケミカル製品の製造・販売を行っています。電子デバイス関連製品、デジタルツイン関連製品、フィルム製品などを主力事業としています。世界各地に生産拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。

今期の業績と利益率は?

今期第3四半期の業績は、売上高が7,165百万円と前年同期比7.2%減となりましたが、経常利益が168百万円と大幅に改善されました。利益率も上がり、売上高経常利益率は2.3%となっています。高付加価値製品の販売が好調だったことや、原材料価格高騰分を価格に転嫁できたことが主因です。

売上・利益の推移

直近の3年間の売上高は9,623百万円(2022年3月期)、7,165百万円(2023年12月期第3四半期)と減少傾向にあります。一方、経常利益は2022年3月期の経常損失512百万円から、2023年12月期第3四半期には168百万円の経常利益に回復しています。売上減少の中で、高付加価値製品の比率を上げ、コスト削減に努めた結果、利益率が改善されてきています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の総資産は22,111百万円と、前期末比550百万円増加しています。流動資産では受取手形及び売掛金が2,204百万円、電子記録債権が508百万円となっています。固定資産では、ソフトウエアが230百万円となっています。

資産の部

総資産は22,111百万円で、前期末比550百万円増加しています。流動資産が17,246百万円、固定資産が4,865百万円となっています。流動資産では受取手形及び売掛金が2,204百万円、電子記録債権が508百万円と増加しています。固定資産ではソフトウエアが230百万円となっています。

負債の部

負債合計は4,348百万円と前期末比481百万円増加しています。流動負債のうち電子記録債務が1,228百万円、買掛金が597百万円となっています。固定負債には退職給付に係る負債が1,859百万円含まれています。

純資産の部

純資産は17,762百万円と前期末比69百万円増加しています。資本金が3,274百万円、資本剰余金が3,427百万円、利益剰余金が12,565百万円となっています。自己資本比率は80.3%と高い水準を維持しています。

ROAとROE

2023年12月期第3四半期のROAは年換算で2.1%、ROEは年換算で1.9%となっています。前年同期に比べROEは改善傾向にありますが、まだ低い水準にあります。今後、収益力の一層の改善に取り組んでいく必要があります。

キャッシュフロー

2023年12月期第3四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが 366百万円の収入となりましたが、投資活動によるキャッシュ・フローが393百万円の支出となり、全体としては243百万円の減少となっています。設備投資や研究開発投資に資金が投下されていることがわかります。

配当の支払額

2023年3月期の1株当たり配当金は年間6円(中間3円、期末3円)、2024年3月期の中間配当は1株当たり3円となっています。安定配当を心がけており、配当性向は40%程度を目指しています。株主還元に注力しつつ、成長投資にも取り組む方針です。

今後の展望

今期の業績は回復傾向にあるものの、世界経済の不確実性が高まる中、電子機器需要の伸び悩みや原材料価格上昇など、今後の見通しは不透明です。こうした状況下で、株式会社きもとは車載関連製品や自動車向け高付加価値部材の販売強化に注力するほか、デジタルツイン事業の拡大にも力を入れていきます。また、製造効率の改善やコスト削減にも取り組み、収益力の向上を目指します。

編集部のまとめ

株式会社きもとは、電子部品や建設用パーツなどの製造・販売を手掛ける企業です。2023年12月期第3四半期は、売上高が7,165百万円、経常利益が168百万円と、収益性が改善傾向にあります。資産面では、受取手形や売掛金が増加し、負債は抑えられている状況です。今後は、自動車関連製品の拡販やデジタルツイン事業の強化に注力し、収益力と企業価値の向上を目指していく方針です。

株式会社きもとの決算日や配当についてまとめました。

株式会社きもとの決算は3月期で、第3四半期報告書の提出期限は2024年2月2日となっています。配当については、2023年3月期は1株当たり年間6円、2024年3月期の中間配当は1株当たり3円と、株主還元にも注力しています。引き続き安定配当を心がけつつ、成長投資にも取り組んでいく方針です。

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