株式会社第四北越フィナンシャルグループの第6期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社第四北越フィナンシャルグループは、金融を中心に地域密着型の事業展開を行っている企業です。最新の決算短信では、業績が大幅に伸びていることが明らかになりました。特に経常収益や経常利益は前年同期比で大きく増加しており、地域の顧客ニーズに的確に応えた成果が表れていると言えるでしょう。四半期連結貸借対照表をみても、資産と株主資本がともに増加しており、財務体質の強化が進んでいます。今後も安定的な経営基盤を築きながら、地域のニーズに合わせた事業展開を続けていくことが期待されます。

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企業情報

企業名: 株式会社第四北越フィナンシャルグループ
証券コード: 73270
決算期: 3月期

株式会社第四北越フィナンシャルグループの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社第四北越フィナンシャルグループの決算日は3月31日です。決算発表の時期は6月上旬で、その後の定時株主総会で決算内容の承認を得ています。上場企業のため、定期的な四半期決算も行っており、今回の報告書は2023年12月31日を期末とする第3四半期決算の内容となります。

主な事業

株式会社第四北越フィナンシャルグループは、銀行業、リース業、証券業を主要な事業としています。銀行業では、株式会社第四北越銀行を中心にローン、預金、為替など幅広い商品・サービスを提供しています。リース業では、株式会社第四北越リースが、事業用設備のリース・レンタルを手がけています。また、証券業では、株式会社第四北越証券が証券仲介業務を行っています。これらの事業を通じて、北陸地方を中心に事業基盤を築いています。

今期の業績と利益率は?

2023年度第3四半期における業績は、経常収益が前年同期比21.9%増の1,376億円、経常利益は前年同期比16.3%増の248億円と、いずれも大幅な増加となりました。利益率でみると、経常利益率は18.0%と高い水準を維持しています。事業別には、銀行業と証券業が好調で、リース業も収益を伸ばすなど、各事業が全体の業績を牽引しているようです。

売上・利益の推移

最近3年間の売上高と利益の推移をみると、売上高は微増で推移しているものの、利益面では大きな変動があることがわかります。2021年度は経常利益が大きく増加しましたが、2022年度は減少に転じました。しかし、2023年度第3四半期では再び大幅な増益となっています。こうした業績の変動には、経済環境の変化や金融市場の動向など、外部要因の影響が大きいことが伺えます。

四半期連結貸借対照表について

株式会社第四北越フィナンシャルグループの2023年12月末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が前期末比3,034億円増加の10兆8,214億円と大幅に増加しています。その内訳では、貸出金が5兆3,680億円と前期末比1,021億円増加し、有価証券も2兆7,468億円と前期末比1,245億円減少しています。一方、負債は10兆3,646億円で、そのうち預金が8兆3,736億円と前期末比61億円の増加となっています。純資産は4,567億円と前期末比413億円増加しました。

資産の部

総資産の主な内訳は、預け金が2兆3,506億円貸出金が5兆3,680億円、有価証券が2兆7,468億円と大きな割合を占めています。これらの資産の増減は、企業の業績や投資活動の状況を反映しているといえます。特に貸出金の増加は、顧客への資金供給が順調であることを示しています。

負債の部

負債の大部分を占めるのは預金が8兆3,736億円と、総負債の80.6%を占めています。このほか、借用金が1兆1,604億円、債券貸借取引受入担保金が3,511億円などが主な項目となっています。企業の資金調達状況を表す重要な指標と言えます。

純資産の部

株主資本は4,340億円と、総資産の4.0%を占めています。この他、その他包括利益累計額が226億円となっています。株主資本の増加は、利益の積み上げによるものと考えられます。財務の健全性を示す一つの指標である自己資本比率は、前期末の39.4%から42.3%に上昇しており、企業の財務基盤が強化されていると評価できます。

ROAとROE

株式会社第四北越フィナンシャルグループのROA(総資産経常利益率)は直近2期で2.3%前後で推移しています。また、ROE(自己資本当期純利益率)は直近2期で3.9%前後となっています。これらの指標は、金融機関としては高い水準にあると評価できるでしょう。銀行業を中心に、着実に収益を上げつつ、効率的な経営を行っていると考えられます。ただし、経済環境の変化によって、これらの指標は変動する可能性もあるため、今後の推移にも注目する必要があります。

キャッシュフロー

直近の決算では、営業活動によるキャッシュ・フローが大幅な増加となっています。これは、貸出金の増加などにより運用資金が増加した一方で、預金の増加などにより調達資金も増加したことが要因です。一方、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっており、有価証券の売却や設備投資などに資金が使われています。財務活動では、配当金の支払いなどがマイナスの要因となっています。全体として手元流動性は良好に推移しているといえるでしょう。

配当の支払額

株式会社第四北越フィナンシャルグループは、安定的な配当の実施を重視しており、最近3年間の1株当たり配当金は年60円前後で推移しています。今期も中間配当で1株70円(うち記念配当5円)が支払われるなど、株主還元に積極的な姿勢が窺えます。業績の状況に応じて配当水準を調整しつつ、株主の皆様への利益還元を継続していく方針のようです。

今後の展望

株式会社第四北越フィナンシャルグループは、収益力の強化、経営の効率化、健全性の維持・向上を重点課題に掲げ、事業基盤の拡充に努めています。金融サービスの高度化やデジタル化への対応、地域貢献活動の強化などにも力を入れており、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。先行きの経済環境は不透明ですが、同社は地域に密着した経営を続け、収益力と財務体質の強化により、中長期的な発展が期待できるでしょう。

編集部のまとめ

株式会社第四北越フィナンシャルグループは、金融を中心とした地域密着型の事業を展開しており、最新の業績では経常収益や経常利益が大幅に増加するなど、好調な業績を維持しています。銀行業、リース業、証券業の各事業が全体を支えており、収益力の強化と財務体質の改善にも取り組んでいます。安定的な配当も実施しており、株主還元にも注力している様子がうかがえます。今後も地域社会に貢献しながら、持続的な成長を遂げることが期待されます。

株式会社第四北越フィナンシャルグループの決算日や配当についてまとめました。

株式会社第四北越フィナンシャルグループの決算期は3月31日で、決算発表は6月上旬となっています。配当については、年間60円前後の水準で安定的に実施しており、直近の中間配当では1株70円(うち記念配当5円)が支払われています。株主還元を重視しつつ、持続的な成長に向けた経営を行っていることがわかります。

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