株式会社大真空の最新の決算報告をご紹介します!
この企業は半導体関連製品の大手メーカーで、PC向けやスマートフォン向け、車載用など幅広い分野で事業を展開しています。
堅調な業績を残している注目の企業です。
企業情報
企業名: 株式会社大真空
証券コード: 69620
決算期: 2023年3月31日
株式会社大真空の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社大真空の決算日は3月31日で、例年4月頃に年間決算、11月頃に中間決算の発表が行われています。
つまり、このQ3四半期報告書は2023年4月1日から12月31日までの業績を示しているということですね。
主な事業
株式会社大真空は半導体や電子部品などの製造装置を製造・販売しており、産業機械、民生機器、通信機器、車載機器など幅広い分野に製品を供給しています。
特に半導体関連の装置は同社の主力事業となっており、国内外に多数の生産拠点を持っています。
今期の業績と利益率は?
今期第3四半期の連結売上高は29,685百万円と前年同期比でほぼ横ばいでしたが、営業利益は1,486百万円と58.7%減となりました。
減益の主な原因は稼働低下や一部製品の価格変動の影響です。
売上・利益の推移
過去3年の売上高は29,605~38,431百万円と堅調に推移しています。
一方で、利益面では経常利益が1,860~4,414百万円と変動が大きく、今期は為替差益の計上などで前年比57.9%減となりました。
四半期連結貸借対照表について
総資産は87,044百万円で、前期末比4.1%増加しています。
流動資産は49,313百万円、固定資産は37,731百万円となっています。
資産の部
現金及び預金が20,153百万円と前期末から8.9%増加するなど、資産全体が良好に推移しています。
棚卸資産も11,338百万円と順調に積み上がっています。
負債の部
有利子負債が33,152百万円と前期末比7.5%増加しました。
一方で買掛金などの流動負債は19,758百万円と前期末から1.5%増加にとどまっています。
純資産の部
純資産は44,974百万円と前期末比4.2%増加しました。
利益剰余金は6,755百万円と堅調に推移し、自己資本比率は42.2%となっています。
ROAとROE
株式会社大真空のROA(総資産利益率)は2.1%、ROE(自己資本利益率)は2.8%となっています。
ROAは前期の4.0%から大幅に低下しましたが、これは当期の減益による影響です。
今後の業績改善で再び上昇に転じることが期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは2,907百万円のプラスとなっていますが、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローが2,806百万円のマイナスとなっています。
財務活動によるキャッシュ・フローも903百万円のマイナスと、全体としてはキャッシュ残高が減少傾向にあります。
配当の支払額
株式会社大真空は年2回の配当を行っています。
直近の配当金は1株当たり14円で、この水準が続くと見られます。
配当性向は40%前後と株主還元も意識された水準となっています。
今後の展望
直近の業績低迷は一時的なものと見られ、中長期的には再び収益性が改善されることが期待されます。
半導体関連の需要は引き続き強く、株式会社大真空の主力製品の販売も回復していくと考えられます。
設備投資の回復にも期待がかかっており、業績の改善が見込まれるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社大真空は半導体関連の製造装置で強みを持つ企業です。
足元では一時的な減益に見舞われていますが、中長期的には再び業績が回復していくと予想されます。
グローバルに事業を展開しており、半導体の需要増加を取り込むことで成長が期待できる企業と言えるでしょう。
株式会社大真空の決算日や配当についてまとめました。
株式会社大真空の決算日は3月31日で、年2回の配当を実施しています。
直近の1株当たり配当金は14円と好水準を維持しており、今後も安定した株主還元が期待できる企業と言えます。