株式会社東和銀行の決算内容をご紹介します。東和銀行は群馬県を中心に金融サービスを提供する地域密着型の銀行です。今回の決算では、経常収益が前年同期比で約9.7%増加し、経常利益も大幅に増加しています。預金と貸出金も前期末から増加しており、業績が好調に推移していることが分かります。また、自己資本比率も10.43%と健全な水準を維持しており、安定した経営基盤を持っています。今後も地域金融機関として、地域経済の発展に寄与していくことが期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社東和銀行
証券コード: 8558
決算期: 3月期
株式会社東和銀行の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社東和銀行の決算は3月期で、定時株主総会は6月下旬に開催されます。決算発表は4月下旬頃に行われ、四半期決算は7月、10月、1月に発表されます。
主な事業
株式会社東和銀行は、群馬県を中心に営業基盤を持つ地域金融機関です。銀行業務を中心に、リース業務などの金融サービスも提供しています。個人・法人のお客様に対して、各種預金、貸出、為替、投資信託、保険商品などの金融サービスを提供しています。また、地域経済の発展に向けて、事業性評価に基づいた融資や経営支援などにも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、経常収益が256億89百万円と前年同期比で約9.7%増加しました。一方、経常利益は35億65百万円と大幅な増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は28億56百万円でした。利益率を見ると、経常利益率は13.9%、当期純利益率は11.1%と高い水準を維持しています。
売上・利益の推移
東和銀行の直近3期の売上高と当期純利益の推移をみると、売上高は244億円→256億円と増加し、当期純利益も33億円→28億円と高水準を維持しています。新型コロナ禍の影響を受けつつも、着実に業績を伸ばしていることが分かります。
四半期連結貸借対照表について
東和銀行の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が2兆4,298億円と前期末比で394億円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金預け金が2,206億円、有価証券が5,445億円、貸出金が1兆5,937億円となっています。貸出金は前期末比で314億円増加しており、地域の資金需要に積極的に応えていることがわかります。
負債の部
負債の部では、預金が2兆1,951億円と前期末比で507億円増加しています。法人・個人の預金が着実に増加しており、地域に根付いた金融機関としての信頼を示しています。
純資産の部
純資産の部では、自己資本比率が10.43%と健全な水準を維持しています。株主資本は1,278億円で、利益剰余金が718億円となっています。
ROAとROE
東和銀行のROAは直近3期で4.75%、4.89%、4.40%と高水準を維持しています。また、ROEも10.12%、10.43%、10.42%と安定した高い収益性を示しています。経営の効率性が高く、株主価値の向上にも注力していることがうかがえます。
キャッシュフロー
東和銀行のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは安定した黒字を確保しています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは有価証券の売却などにより黒字となっています。財務活動によるキャッシュ・フローでは、配当金の支払いなどにより資金が減少しています。全体としては、充分な手元流動性を確保しつつ、収益性の向上にも取り組んでいる様子がうかがえます。
配当の支払額
株式会社東和銀行は、株主還元の一環として、普通株式と第二種優先株式の配当を行っています。当期の1株当たりの配当金は、普通株式が25円、第二種優先株式が26.20円となっています。安定した配当を継続することで、株主の皆様への利益還元に努めています。
今後の展望
東和銀行は、地域金融機関として、地域のお客様への良質な金融サービスの提供と、地域経済の発展への貢献に尽力しています。預金と貸出金が堅調に推移しており、収益力も強化されていることから、今後も持続的な成長が期待されます。また、コンプライアンスの強化や内部管理体制の改善にも取り組んでおり、健全経営を維持していくことが重要です。地域に密着した信頼できる金融機関として、さらなる飛躍が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社東和銀行は、群馬県を中心に地域に密着した金融サービスを提供している銀行です。今回の決算では、経常収益、経常利益、純利益が好調に推移しており、預金や貸出金も前期末から増加しています。また、自己資本比率も健全な水準を維持しており、安定した経営基盤を持っていることがわかりました。今後も地域金融機関として、地域経済の発展に寄与していくことが期待されます。
株式会社東和銀行の決算日や配当についてまとめました。
株式会社東和銀行の決算期は3月期で、定時株主総会は6月下旬に開催されます。配当については、普通株式が1株当たり25円、第二種優先株式が26.20円となっています。安定した配当を継続することで、株主の皆様への利益還元に努めています。