ニュースの要約
- 横浜病院が医師のMBA/MPH取得を支援する実践型プログラムを開始
- 医療と経営の融合を目指し、医療経営の未来を担う医師の育成を目的とする
- 学費を年間200万円・2年間にわたりサポートし、経営企画室に所属させて実践の場を提供する
概要
医療法人社団元気会 横浜病院は、2025年度より医師を対象に「理論と実践」で経営を学ぶ新プログラムを開始します。
本プログラムは、2024年度の診療報酬改定後に6割以上の病院が赤字であるという医療機関の経営困難な状況を受け、経営力と社会課題解決力を兼ね備えた医師の養成を目的としています。
医師は法人内の病院、クリニックで臨床業務を行いながら、MBAまたはMPH（公衆衛生学）の大学院への進学支援を受けられます。また、法人内の経営企画室に所属し、院長や副院長から具体的な経営ノウハウを学ぶ実践の場も提供されます。
進学を支援するにあたり勤務日数は週3日から相談可能で、オンコールや当直勤務はありません。学費は年間200万円以内を2年間まで支援され、修了後2年間は法人で勤務することが条件となっています。
さらに、希望者は4年間のコース修了後、博士課程進学も支援され（年間200万円以内の学費を3年間まで支援）、より専門性の高い医療経営人材の育成を目指します。
このプログラムを通じて、質の高い医療を持続し、さらに成長していくために不可欠な医療と経営の融合を実現していくことが期待されています。
編集部の感想
編集部のまとめ
医療法人社団元気会：横浜病院が医師のMBA/MPH取得を支援する実践型プログラムを開始 – 医療経営の未来を担う医師を育成についてまとめました
この取り組みは、医療界が直面する経営難という喫緊の課題に対して、医師自身が経営力を養い、現場から医療改革を実現することを目指したものです。
医療と経営の融合は重要な課題ですが、実践と理論を両立できる教育プログラムは珍しく、医師の育成に向けて意欲的な取り組みだと評価できます。
学費の支援や経営企画室への配属など、バックアップ体制も充実しているのが特徴的です。
このプログラムを通じて、医療経営の未来を担う優秀な医師が育成されることが期待されます。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000162967.html
