ニュースの要約
- デザミス株式会社が「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択されました。
- 同社の牛の行動モニタリングシステム「U-motion」を活用し、インドネシア・インド・ベトナムの畜産DXを推進します。
- 将来的に「U-motion」がアジア各国の畜産市場で当たり前のツールとなることを目指しています。
概要
デザミス株式会社は、経済産業省が実施する「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(我が国企業によるインフラ海外展開促進調査:三次公募)」において、自社の牛の行動モニタリングシステム「U-motion」を活用したビジネス調査が採択されました。
今回の採択では、インドネシア共和国、インド共和国、ベトナム社会主義共和国を対象とし、畜産業におけるIoT導入による生産性向上に貢献します。
同補助金事業は、新興国(グローバルサウス)へのインフラ・技術展開を通じて、現地の課題解決と日本企業の高度な技術を海外で活用することを目的としています。
デザミスは、これまでに日本国内で25万台超の「U-motion」を販売し、牛の発情兆候や疾病の早期発見を可能にするなど、畜産経営に貢献してきました。本調査では、「U-motion」のアジア新興国での商業展開に向けて、市場性評価・現地適合性検証・パートナー開拓・進出形態の確立を行い、各国の畜産課題に寄与することを目的としています。
デザミスは、将来的にインド酪農市場やアジア各国において「U-motion」が当たり前のツールとして使われる未来を目指しています。また、温暖化が進むなかで、暑さによる牛への影響は世界共通の課題となっています。今回の取り組みで得られる高温地域での飼養データや知見は、日本の畜産現場にも活かされていくと期待されています。
編集部の感想
編集部のまとめ
デザミス株式会社:令和5年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(我が国企業によるインフラ海外展開促進調査:三次公募)」に採択についてまとめました
デザミス株式会社が「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択されたことは、IoTテクノロジーを活用した同社の取り組みが、新興国の畜産業界の課題解決に寄与することが期待されていることを示しています。
「U-motion」は、日本国内での実績を踏まえて、インドネシア、インド、ベトナムなどのアジア地域での導入を目指すものです。高温地域における飼養データの蓄積と活用は、気候変動の影響を受ける日本の畜産業界にも還元されることが期待されています。
デザミスは、アジア新興国の市場ニーズを丁寧に捉え、現地企業との協業体制を構築しながら、持続可能な畜産業の実現に向けた取り組みを進めていくことが重要でしょう。この一連の取り組みを通じて、IoTによる畜産DXが更に推進されることが期待されます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000038594.html