ニュースの要約
- ADR120Sが中国の官民ファイナンス企業集団との戦略的提携を発表
- 中国市場への「非培養脂肪組織由来再生(幹)細胞(ADRCs)」技術の展開が加速
- 両社で細胞治療機器の中国展開や治療技術の普及など、4つの分野で協力
概要
ADR120S(東証スタンダード:3750)は、中国の有力な官民ファイナンス企業集団である光彩国際投資集団との戦略的提携に関する基本合意書(MOU)を締結しました。
この提携により、ADR120Sが強みとする「非培養脂肪組織由来再生(幹)細胞(ADRCs)」を用いた細胞治療技術が、中国の巨大市場に本格展開することになります。両社は今後、資本提携や中国での合弁会社設立、共同事業運営について協議を進める予定です。
ADRCs技術の特徴は、患者自身の細胞を活用するため拒絶反応のリスクが低く、持続的な治療効果が期待できる点にあります。培養を必要としないため、治療までの時間短縮と患者への負担軽減も実現しており、次世代医療として注目を集めています。
本提携では、細胞治療機器の中国展開、ADRCs治療技術の現地普及、ヒト対象研究の国際展開、動物医療分野への応用など4つの主要分野で協力・連携を進めていく予定です。ADR120Sは、この大きな市場機会を捉えることで、日本を代表する再生医療企業としての地位をさらに確固たるものにしていく方針です。
編集部の感想
編集部のまとめ
ADRCs:日本発の細胞治療技術が中国進出へ大きな一歩。ADR120S、中国官民ファイナンス企業集団との戦略的提携でADRCs技術の国際展開を加速。についてまとめました
今回の発表は、日本発の革新的な細胞治療技術であるADRCs(非培養脂肪組織由来再生(幹)細胞)が、中国という巨大な市場に本格進出する大きな一歩となりました。
ADR120Sと中国の有力企業・光彩集団との提携により、ADRCs技術の中国展開が加速されます。両社が細胞治療機器の中国展開やADRCs治療の普及、研究開発など、幅広い分野で協力していくことで、再生医療分野での日本の技術力を世界に示すことができるでしょう。
特に、培養を必要としないADRCs技術は患者への負担が少なく、治療効果も期待できるため、中国の高齢化社会や医療ニーズの高まりに合致すると考えられます。両社が持つ強力なリソースを活かし、細胞治療の普及と発展に大きな役割を果たしていくことが期待されます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000072610.html