株式会社ヴィア・ホールディングスの第88期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社ヴィア・ホールディングスの決算報告をご紹介します。今期は業績が大幅に改善し、経常利益が黒字に転じるなど収益力の回復が見られました。今後は、新規出店と既存店のリニューアルに注力し、再成長に向けた取り組みを進めていく予定です。企業業績は好転の兆しが見えてきた一方で、あるリスクも存在しており、注意深く見守っていく必要があります。

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企業情報

企業名: 株式会社ヴィア・ホールディングス
証券コード: 79180
決算期: 2024年3月期

株式会社ヴィア・ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ヴィア・ホールディングスの決算期は3月31日です。したがって、今回の決算は2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期連結決算となります。

主な事業

株式会社ヴィア・ホールディングスは、飲食業を中心とした外食サービス事業を展開しています。主力ブランドとしては、居酒屋「日本橋紅とん」や和食レストラン「しんぱち食堂」などがあります。アフターコロナに向けた新業態の開発や既存店のリニューアルなど、収益力の強化と再成長への取り組みを進めています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が12,735百万円と前年同期比で18.7%の増収となりました。また、営業利益が227百万円、経常利益が179百万円と黒字に転じ、大幅な業績改善が実現しました。これまで5期連続で経常損失を計上していた同社ですが、ようやく収益力の回復の兆しが見えてきています。

売上・利益の推移

前連結会計年度は、営業損失933百万円、経常損失1,000百万円と厳しい業績でしたが、当第3四半期連結累計期間では大幅に改善しています。同社は、事業再生計画に基づいたコスト削減や収益性向上の取り組みが功を奏してきた模様です。今後、新規出店やリニューアル投資により、さらなる業績の回復が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が6,901百万円となっています。前連結会計年度末と比べ399百万円減少しており、主な要因は現金及び預金の減少です。一方、負債合計が5,945百万円と前期末から374百万円減少しており、財務体質の改善傾向が窺えます。

資産の部

資産の部では、流動資産合計が2,419百万円と前期末から147百万円減少しています。また、固定資産合計が4,478百万円と前期末から252百万円減少しており、店舗の減少や資産除去が進んでいることが分かります。

負債の部

負債の部では、流動負債合計が2,437百万円で前期末から65百万円増加しています。一方、固定負債合計が3,507百万円と前期末から440百万円減少しており、借入金の返済が進んでいることがわかります。

純資産の部

純資産の部では、955百万円と前期末から25百万円減少しています。株主資本合計は955百万円で、自己資本比率は13.9%となっています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は前年同期の△9.8%から今期は2.6%に改善しました。また、ROE(自己資本利益率)も前年同期の△50.3%から今期は10.8%に改善しています。これは、売上高の増加と経常利益の黒字化により、収益性が改善したことが要因です。今後は、新しい収益モデルの確立と財務体質の強化により、さらなる収益力の向上が期待されます。

キャッシュフロー

キャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため詳細は不明ですが、現金及び預金が前期末から296百万円減少し、1,355百万円となっています。経営改善に伴う設備投資や借入金の返済などで現金は減少していると考えられます。今後の財務体質の強化と収益力の向上に向けて、キャッシュ・フローの改善が課題となっています。

配当の支払額

当第3四半期連結累計期間においては、C種優先株式とD種優先株式に対して合計127百万円の配当を支払いました。株主還元については、今後の事業再生の進捗状況を踏まえて検討されていくことになると思われます。

今後の展望

同社は、事業再生計画に基づく構造改革を進めており、新規出店やリニューアル投資により、さらなる収益力の回復が期待されます。一方で、新型コロナの影響や物価上昇など、経営環境の先行きは不透明な状況が続いています。引き続き、慎重な経営が求められます。財務体質の強化と収益力の向上に取り組み、持続的な成長を目指していくことが重要であると考えられます。

編集部のまとめ

株式会社ヴィア・ホールディングスは、これまでの厳しい経営環境から脱し、ようやく収益力の回復の兆しが見えてきました。売上の増加と経常利益の黒字化で、ROAやROEも改善傾向にあります。今後は、新規出店やリニューアルなどの成長投資に注力し、さらなる業績向上を目指していくことが期待されます。一方で、経営環境の不透明な状況も踏まえ、安定的な経営基盤の構築が重要になってきます。同社の今後の動向に注目が集まるところです。

株式会社ヴィア・ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ヴィア・ホールディングスの決算日は3月31日で、今回の決算は第3四半期連結決算となります。また、当期はC種優先株式とD種優先株式に対して合計127百万円の配当を支払っています。今後の成長と収益力の向上に伴い、株主還元の拡大も期待されます。

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