株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループは、首都圏と神奈川県を中心に事業を展開している大手金融グループです。安定した業績と強固な財務基盤を持ち、地域密着型の金融サービスを提供しています。この度の決算では、経常利益および親会社株主に帰属する四半期純利益が増加するなど、好調な業績を収めました。今後も、グループの持続的な成長と地域への貢献が期待されています。
企業情報
企業名: 株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループ
証券コード: E32022
決算期: 3月期
株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループの決算日は3月31日です。第3四半期決算の報告書は2024年2月7日に公表されています。
主な事業
株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループは、銀行業を中心とした金融サービスを提供しています。連結子会社には株式会社横浜銀行や株式会社東日本銀行などがあり、首都圏と神奈川県を中心に事業展開しています。地域の企業や個人のお客様に対し、預金、貸出、為替、信託業務などの幅広い金融商品・サービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、経常利益が557億97百万円と前年同期比で109億76百万円の減少となりました。一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益は539億18百万円と、前年同期比で81億36百万円の増加となりました。利益率は、ROAが4.49%、ROEが5.11%と、安定した水準を維持しています。
売上・利益の推移
直近3年間の連結業績は以下の通りです。経常収益は2022年度第3四半期が2,279億67百万円、2023年度第3四半期が2,616億89百万円と増加傾向にあります。一方で、経常利益は2022年度第3四半期が667億73百万円、2023年度第3四半期が557億97百万円と減少しました。これは、営業経費の増加や株式等関係損益の減少が主な要因です。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月31日現在の総資産は23兆9,336億60百万円となり、前連結会計年度末比で1兆7,958億92百万円の減少となりました。一方で、純資産は1兆2,291億22百万円と前連結会計年度末比で678億67百万円の増加となっています。
資産の部
主な資産の内訳は以下の通りです。現金預け金が6兆4,260億95百万円、貸出金が16兆5,464億35百万円、有価証券が2兆8,949億12百万円となっています。資産全体としては前期末から減少傾向にあります。
負債の部
主な負債の内訳は以下の通りです。預金が19兆3,566億4百万円、借用金が2兆6,062億77百万円、社債が600億円となっています。負債全体としては前期末から減少傾向にあります。
純資産の部
主な純資産の内訳は以下の通りです。資本金が1,500億78百万円、資本剰余金が2,315億61百万円、利益剰余金が7,711億86百万円となっています。純資産全体としては前期末から増加傾向にあります。
ROAとROE
株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループのROA(総資産経常利益率)は4.49%、ROE(自己資本当期純利益率)は5.11%となっています。前年同期に比べROAは減少しましたが、ROEは増加するなど、収益性は高い水準を維持しています。これは、地域金融機関としての強みを生かした収益基盤の安定性によるものと考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は以下の通りです。営業活動によるキャッシュ・フローは1兆3,549億62百万円のプラスとなり、投資活動によるキャッシュ・フローは888億円のマイナスとなりました。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローは2,417億66百万円のマイナスとなっています。全体としては、現金及び現金同等物の残高は6兆2,361億31百万円と、高い水準を維持しています。
配当の支払額
当第3四半期連結累計期間において、年間配当金は一株当たり20.5円となります。これは前年同期比で1円の増加となっています。配当性向は44.7%と、株主還元も積極的に行われています。今後も、安定配当を継続していくことが期待されます。
今後の展望
株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループは、地域金融機関としての役割を果たすべく、顧客基盤の強化や収益力の向上に取り組んでいく方針です。また、M&Aを通じた事業基盤の拡大にも注力し、持続的な成長と企業価値の向上を目指します。地域社会への貢献と株主還元の両立を図りながら、今後も安定的な経営基盤を構築していくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループは、首都圏と神奈川県を中心に事業を展開する大手金融グループです。当第3四半期の業績は、経常利益は減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益が増加するなど、概ね良好な結果となりました。今後も、地域金融機関としての強みを生かした経営基盤の強化に取り組み、企業価値の向上と株主還元の拡充を目指していくことが期待されます。
株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループの決算日や配当についてまとめました。
株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループの決算日は3月31日で、第3四半期決算は2024年2月7日に公表されました。また、年間配当金は1株当たり20.5円と、前年同期比で1円の増加となっています。今後も、安定的な配当を継続していくことが期待されます。