横河電機株式会社の第148期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

横河電機株式会社の決算が公表されました。同社は産業計測・制御機器などの製造・販売を手掛ける老舗企業です。売上高が前年同期比23.8%増と大幅に伸長し、営業利益、経常利益も大幅に増加するなど、好調な業績を示しています。今後も積極的な事業投資を通じて成長を加速させていく方針のようです。

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企業情報

企業名: 横河電機株式会社
証券コード: 6841
決算期: 2024年3月期

横河電機株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

横河電機株式会社の決算期は3月期で、年4回の決算を行っています。今回の四半期決算は2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期の業績になります。

主な事業

横河電機株式会社は、計測・制御システムや計装機器の開発・製造・販売を主な事業としています。特に産業用計測制御機器分野で強みを発揮しており、エネルギー、マテリアル、ライフサイエンス分野などで幅広い顧客基盤を持っています。近年は新事業分野への取り組みも強化しており、成長の柱の一つとなっています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が3,930億89百万円と前年同期比23.8%の大幅な増加となりました。営業利益は583億80百万円と前年同期比135.9%、経常利益は610億15百万円と前年同期比127.7%の増加となっています。売上の増加に伴う粗利の拡大や為替変動の影響などにより、大幅な増益となりました

売上・利益の推移

過去3年の売上高と営業利益の推移を見ると、売上高は増加基調にあり、営業利益も順調に伸びています。2023年3月期の実績では、売上高は3,174億83百万円、営業利益は247億44百万円でしたが、当期第3四半期では上記の通り大幅な増収増益となりました。引き続き強い業績を維持しているといえるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表では、総資産が6,404億85百万円と、前期末比218億48百万円増加しています。この要因としては、受取手形、売掛金及び契約資産や現金及び預金の増加などが挙げられます。一方、負債は2,151億70百万円と166億41百万円減少しています。

資産の部

資産の部では、流動資産が4,287億90百万円と前期末比315億29百万円増加しています。これは現金及び預金や受取手形、売掛金及び契約資産が増加したことが主因です。一方、固定資産は2,116億94百万円と前期末比96億80百万円減少しています。

負債の部

負債の部では、流動負債が1,734億54百万円と前期末比395億42百万円減少しました。短期借入金やコマーシャル・ペーパーが減少したことが主な要因です。固定負債は417億15百万円と前期末比228億円増加しています。

純資産の部

純資産の部では、4,253億14百万円と前期末比384億89百万円増加しています。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や為替換算調整勘定の増加などによるものです。この結果、自己資本比率は64.8%となり、前期末より3.4ポイント上昇しています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は前年同期の4.2%から7.8%に上昇し、ROE(自己資本利益率)も前年同期の5.1%から11.9%に大幅に向上しました。これは、売上の増加による粗利の拡大や、投資の効率化などが奏功した結果と言えるでしょう。今後も事業の成長とともに収益性の向上が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が開示されていないため詳細は不明です。ただし、営業活動によるキャッシュ・フローは増加傾向にあると推察されます。また、投資活動によるキャッシュ・フローでは設備投資等に資金が使われていると考えられます。

配当の支払額

2023年6月27日開催の定時株主総会決議に基づき、1株当たり17円の期末配当を実施しました。また、2023年11月7日開催の取締役会決議に基づき、1株当たり17円の中間配当も実施しています。配当性向は20%前後を目安としており、株主還元にも積極的に取り組んでいます。

今後の展望

横河電機は、成長分野への注力や収益性の向上など、中期経営計画「Accelerate Growth 2023」の取り組みを着実に進めています。今後もIA2IA/スマートマニュファクチャリングの実行や業種対応力の強化、非業種依存のビジネス拡大などに注力し、持続的な成長を目指していく方針です。特に、省エネ・再生可能エネルギー分野やライフサイエンス関連事業の伸長が期待されます。

編集部のまとめ

横河電機株式会社の2023年12月期第3四半期決算は好調で、売上高、営業利益、経常利益がいずれも大幅に増加しました。事業構造の変革や新分野への取り組みが奏効しつつあり、収益性の向上にもつながっています。今後も成長分野への注力や収益基盤の強化により、さらなる業績拡大が期待できそうです。株主還元面でも安定的な配当を実施しており、同社の経営方針は投資家にも好評と言えるでしょう。

横河電機株式会社の決算日や配当についてまとめました。

横河電機株式会社の決算期は3月期で、年4回の決算を行っています。今回の決算は2023年4月1日から12月31日までの第3四半期の業績となります。また、同社は1株当たり年間34円の配当を実施しており、安定的な株主還元を行っています。今後も持続的な成長と収益力の向上に期待がかかっています。

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