この度、株式会社日清製粉グループ本社の最新の四半期決算報告書が公開されました。日清製粉グループは、国内大手の食品メーカーとして知られています。今回の決算では、売上高や利益面で前年同期を大きく上回る好調な結果となっています。主力の製粉事業を中心に、食品事業や中食・惣菜事業などの幅広い事業展開が功を奏していますね。
企業情報
企業名: 株式会社日清製粉グループ本社
証券コード: 20020
決算期: 2024年3月期
株式会社日清製粉グループ本社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社日清製粉グループ本社の決算日は3月31日で、四半期決算では6月30日、9月30日、12月31日を基準日としています。決算発表のタイミングは、年次決算は5月上旬、四半期決算は2月上旬、5月上旬、8月上旬、11月上旬になります。
主な事業
株式会社日清製粉グループ本社は、製粉事業を中核として、食品事業、中食・惣菜事業、エンジニアリング事業、メッシュクロス事業などの多角的な事業展開を行っています。特に、日本の主要な小麦粉メーカーとして、国内外の製粉市場を牽引しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が6,506億81百万円と前年同期比108.4%と大幅に増加しました。利益面でも、営業利益が418億94百万円、経常利益が433億21百万円と、前年同期を大きく上回る好調な業績となっています。
売上・利益の推移
売上高は、製粉事業の小麦粉価格改定の実施や熊本製粉の新規連結効果、食品事業や中食・惣菜事業での製品価格改定などにより、堅調に推移しています。利益面では、各事業での価格改定や経費削減策の成果、豪州製粉事業の減損損失計上による影響の減少などにより、大幅な増益となりました。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の資産総額は7,850億77百万円と、前期末に比べ712億2百万円増加しています。負債総額は2,939億37百万円で、前期末比185億62百万円の増加となりました。一方、純資産は4,911億39百万円と、前期末から526億39百万円増加しています。
資産の部
流動資産は3,548億41百万円で、前期末比247億71百万円増加しています。固定資産は4,302億36百万円で、464億30百万円増加しました。これは主に、投資有価証券の時価評価の増加によるものです。
負債の部
流動負債は1,560億78百万円で、前期末比58億15百万円増加しました。固定負債は1,378億59百万円で、127億46百万円増加しています。これは主に、繰延税金負債の増加によるものです。
純資産の部
純資産合計は4,911億39百万円で、前期末比526億39百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
当第3四半期連結累計期間のROAは5.8%、ROEは8.1%となっています。前年同期と比べて大幅に改善しており、収益性の向上が見られます。これは、各事業における価格改定や生産性向上」などの取り組みが奏功した結果といえるでしょう。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュフローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておらず、記載されていません。しかし、営業活動の収支改善などにより、全体としては良好な財務状況であると推測できます。
配当の支払額
当期の配当については、中間配当として1株当たり21円が支払われており、期末配当も1株当たり21円を予定しています。この結果、年間配当は1株当たり42円となる見込みです。株主還元に積極的な姿勢がうかがえます。
今後の展望
今後の取り組みとしては、事業ポートフォリオの再構築によるグループ成長力の促進、食糧インフレへの対応、豪州製粉事業の業績回復、環境施策の推進、デジタル戦略の強化などが重点課題となっています。これらの施策を着実に実行し、持続的な成長を目指していくものと期待できます。
編集部のまとめ
株式会社日清製粉グループ本社の2024年3月期第3四半期決算は、各事業における価格改定や生産性向上などの取り組みが功を奏し、売上高、営業利益、経常利益ともに大幅な増加となりました。また、財務体質の強化も進んでおり、今後の持続的な成長が期待できる決算内容といえるでしょう。引き続き、同社の動向に注目していきたいと思います。
株式会社日清製粉グループ本社の決算日や配当についてまとめました。
株式会社日清製粉グループ本社の決算日は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日基準となります。年間配当は1株当たり42円を予定しており、株主還元に積極的な姿勢がうかがえます。引き続き、同社の更なる飛躍に期待が高まります。