ニュースの要約
- 岐阜県恵那市・中津川市に暮らす女性812名のアンケートと企業ヒアリングを実施した「恵那中津川女性の働き方白書」が販売開始
- 地域における女性の就業実態や課題を明らかにし、企業・行政・市民の取り組みの出発点となることを目指している
- 完成記念イベントを開催し、専門家による講演や実行委員による発表を行った
概要
株式会社ココアイが事務局を担う「恵那中津川女性の働き方白書実行委員会」が、岐阜県恵那市・中津川市に暮らす女性たち812名のアンケート調査と地元企業・団体9社のヒアリングをもとに制作した『恵那中津川女性の働き方白書』が、この度販売開始となりました。
本白書は、地域における女性の就業実態や課題を明らかにし、企業・行政・市民の取り組みの出発点となることを目指しています。固定的な性別役割意識、非正規雇用の壁、可処分時間の不足、柔軟な働き方の希求など、当事者の声をもとに課題を抽出し、企業にとっての行動のきっかけとなるよう、白書としてまとめました。
特に岐阜県恵那市・中津川市は製造業を主な産業とする地域であり、一般的に性別役割分業の傾向が強くなりやすい環境にあるため、その実態をデータとして可視化し、企業の制度に実際に落とし込むための提案も行っています。中小企業でも取り組みやすいよう、コストをかけなくても実践可能な事例もまとめられています。
本白書の完成にあわせて、2025年7月29日には中津川市にて「恵那中津川女性の働き方白書 完成報告会」を開催し、企業、行政、議会関係者、NPO関係者などを含む33名が参加。専門家による講演のほか、本白書の調査内容と提言について実行委員より発表を行い、今後の課題解決や地域での具体的なアクションに向けた議論が始まる機会となりました。
編集部の感想
編集部のまとめ
「恵那中津川女性の働き方白書」:女性812名のアンケートと企業ヒアリングを実施し、販売開始のお知らせについてまとめました
今回の「恵那中津川女性の働き方白書」は、地域に密着した女性の実態をしっかりと捉えた上で、企業や行政、市民にとっての具体的な行動の指針を提示しているという点で高く評価できます。地域における女性の就業実態や課題を可視化し、それを企業の制度設計に落とし込むための提案も盛り込まれていることから、地域課題の解決につながる内容になっていると感じました。また、白書の完成を記念したイベントを開催し、関係者を巻き込んで議論を行ったことも意義深いと思います。今後、この白書が地域の企業や行政、NPOなどで活用されることで、女性の活躍推進やワークライフバランスの改善などにつながっていくことを期待しています。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000156688.html