株式会社松風の最新の決算報告書が公開されました!この企業は、歯科医療や美容分野での製品を世界中に提供している有名メーカーです。過去最高の売上高と利益を計上した今回の決算は、まさに同社の健康経営と海外展開の成果が表れたものと言えるでしょう。
企業情報
企業名: 株式会社松風
証券コード: E01183
決算期: 2024年3月期
株式会社松風の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社松風の決算日は3月31日です。毎年4月から翌年3月までの1年間を決算期としており、今回は2023年4月1日~2024年3月31日の第3四半期の決算報告となります。
主な事業
株式会社松風は、歯科医療分野で培った技術を活かし、「デンタル関連事業」「ネイル関連事業」の2つの事業を展開しています。歯科用製品の開発・製造・販売を中心に、国内外で事業を展開しています。近年は世界の歯科医療に貢献することを理念に掲げており、海外事業の拡大にも力を入れています。
今期の業績と利益率は?
今期の第3四半期累計期間の業績は、売上高2,5403百万円、営業利益3,409百万円となり、いずれも前年同期比で増収増益を達成しました。特に海外売上高が全体の57.4%を占めるなど、海外市場での好調な業績が大きく寄与しています。加えて、営業利益率は13.4%と高い水準を維持しており、同社の高い収益性が確認できます。
売上・利益の推移
株式会社松風は過去3年にわたり、売上高、営業利益ともに増加傾向にあります。中でも第3四半期累計期間の営業利益は3,200百万円超と、前年同期比でも着実に増益を実現しています。こうした業績の向上は、国内外での積極的な営業活動と、新製品の投入などによる収益基盤の拡大に起因するものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社松風の直近の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は45,724百万円となっています。前期末比では1,997百万円増加しており、保有する投資有価証券の時価上昇や、商品在庫の増加が主な要因です。
資産の部
流動資産は23,289百万円、固定資産は22,434百万円となっています。流動資産では現金及び預金や棚卸資産が増加し、固定資産では投資有価証券が増加しているのが特徴です。
負債の部
負債合計は7,011百万円で、前期末比で1,199百万円減少しています。短期借入金の返済や設備関係未払金の支払いなどにより、有利子負債が減少したことが主な要因です。
純資産の部
純資産は38,712百万円と、前期末より3,197百万円増加しています。利益剰余金の積み上がりや、その他有価証券評価差額金の増加が主な要因です。この結果、自己資本比率は84.3%と高水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社松風のROA(総資産利益率)は8.0%、ROE(自己資本利益率)は9.2%と、いずれも高い水準にあります。これは、高収益体質と強固な財務基盤を背景に、効率的な資金運用を行っているためと考えられます。今後も継続的に高い収益性を維持し、資本効率も向上させていくことが期待されます。
キャッシュフロー
株式会社松風のキャッシュ・フローは概して良好な状況にあります。営業活動によるキャッシュ・フローが安定的に黒字化しており、投資活動によるキャッシュ・フローも設備投資などに充当されていることから、財務体質の健全性が高いと言えるでしょう。また、財務活動によるキャッシュ・フローでは配当金の支払いなどがマイナスとなっていますが、これは株主還元の一環として捉えることができます。
配当の支払額
株式会社松風の配当については、年2回(中間配当、期末配当)実施しています。今期の中間配当は1株当たり20円、期末配当は42円の予定で、年間では62円/株の配当を見込んでいます。同社は株主還元を重視しており、今後も安定した配当の実施が期待できます。
今後の展望
株式会社松風は、2026年3月期を最終年度とする中期経営計画「松風グループ第四次中期経営計画」を推進中です。この計画では、海外事業拡大や新製品開発、M&Aの推進など、様々な施策に取り組んでいます。加えて、ESG経営の強化にも注力しており、持続可能な成長を目指しています。今後も同社の健全な経営と製品力に注目が集まるものと期待されます。
編集部のまとめ
株式会社松風は、健康と美の分野で世界に貢献する優良企業として高く評価されています。今回の決算では、国内外での積極的な事業展開と新製品投入により、過去最高の業績を達成しました。強固な財務基盤とキャッシュ・フローの健全性も確認できる同社は、今後の更なる成長が期待される銘柄と言えるでしょう。
株式会社松風の決算日や配当についてまとめました。
株式会社松風の決算日は3月31日で、毎年4月から翌年3月までの1年間を決算期としています。配当は年2回(中間配当、期末配当)実施しており、今期は1株当たり62円を見込んでいます。同社は株主還元を重視しており、今後も安定した配当の実施が期待できる企業です。