株式会社アマノの2023年12月期第3四半期の決算がユーザの皆さんにとってとてもよいニュースとなりました。アマノは「人と時間」「人と空気」の分野で先駆的な取り組みを行い、安心・快適で健全な社会の実現に貢献している注目企業です。今回の決算では増収増益となり、主力事業の好調から、シナリオ通りに中期経営計画の目標達成に向けて順調に進んでいることが分かりました。今後の「サステナブル経営」に向けた取り組みにも期待ができそうですね。
企業情報
企業名: アマノ株式会社
証券コード: 64360
決算期: 3月期
アマノ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
アマノ株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期の決算は2023年12月31日時点での業績となっています。通期の決算発表は毎年5月頃に行われます。
主な事業
アマノ株式会社は、「人と時間」と「人と空気」の分野で新しい価値を創造し、安心・快適で健全な社会の実現に貢献することを経営理念としています。主な事業は時間情報システム事業と環境関連システム事業の2つに分かれています。時間情報システム事業では、就業管理や駐車場管理、情報システムなどのソリューションを提供しています。環境関連システム事業では、空調管理や清掃ロボットなどの環境関連製品を手がけています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は増収増益となりました。売上高は107,791百万円と前年同期比で16.8%の増加、営業利益は12,581百万円と40.2%の大幅な増加となりました。収益性も向上しており、営業利益率は11.7%となっています。
売上・利益の推移
アマノの業績は2023年3月期まで4期連続で増収増益を達成しています。売上高は90,000百万円前後で推移しており、2023年3月期には159,262百万円まで達しました。営業利益も順調に増加し、2023年3月期には18,951百万円となっています。こうした業績の良好な推移から、中期経営計画の目標達成に向けて順調に進んでいることがうかがえます。
四半期連結貸借対照表について
アマノの総資産は2023年12月末時点で178,778百万円となっています。前期末から7,528百万円の増加となりました。流動資産は115,362百万円、固定資産は63,416百万円となっています。
資産の部
流動資産は主に現金及び預金、売掛金などの増加により、前期末から1,613百万円増加しています。固定資産はリース資産、投資有価証券の増加などにより5,914百万円増加しました。
負債の部
負債合計は55,407百万円となっています。流動負債は主にリース債務の増加により3,814百万円増加し、固定負債もリース債務の増加により1,980百万円増加しました。
純資産の部
純資産は123,371百万円となっており、前期末から1,732百万円増加しています。株主資本は115,329百万円で、その他の包括利益累計額が7,577百万円となっています。
ROAとROE
ROAは2023年3月期が7.5%、ROEは12.5%となっています。この水準は概ね良好な水準にあると考えられ、企業価値の向上に寄与していると言えるでしょう。ただし、今後はさらに収益性を高め、資本効率を高めていくことが重要です。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュフローは、営業CFが16,055百万円の収入、投資CFが6,901百万円の支出、財務CFが16,784百万円の支出となっています。結果として、現金及び現金同等物は48,997百万円となりました。
配当の支払額
アマノは株主還元にも積極的に取り組んでおり、年間配当は120円を予定しています。また、自己株式取得にも着手し、株主価値の向上にも努めています。
今後の展望
アマノは2023年4月からスタートした第9次中期経営計画において、「100年企業への4th Stage −サステナブル経営に繋がるパラダイムシフトへの取り組み−」を掲げています。各事業分野のDX推進やAI、IoTなどへの戦略的な投資を行い、収益力の向上と新たな価値創造に取り組んでいきます。2026年3月期には売上高160,000百万円、営業利益21,000百万円の達成を目指しています。
編集部のまとめ
アマノ株式会社は、安心・快適で健全な社会の実現を目指し、時間管理やクリーンシステムなどの分野で革新的な製品・サービスを提供してきました。今回の決算では大幅な増収増益を達成しており、足元の事業環境が良好であることが分かります。今後はサステナブル経営の視点を強化し、DXやIoTなどの先端技術の活用により、さらなる企業価値の向上を実現していくことが期待されます。株主還元も積極的に行っており、投資家にとっても魅力的な企業だと言えるでしょう。
アマノ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
アマノ株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期は2023年12月31日時点の業績となります。年間配当は120円を予定しており、株主還元にも積極的に取り組んでいます。中期経営計画では2026年3月期に売上高160,000百万円、営業利益21,000百万円の達成を目指しており、今後のさらなる成長が期待されます。