中部日本放送株式会社の業績が着実に成長している中、決算内容を詳しくご紹介します。同社は地域に密着したメディア事業を展開しており、地域に根付いた企業として高い評価を受けています。今回の決算では、利益が前年同期に比べ増加するなど、好調な業績を維持しています。今後も地域に根差した事業展開で、さらなる成長が期待できそうですね。
企業情報
企業名: 中部日本放送株式会社
証券コード: 94020
決算期: 2023年3月期
中部日本放送株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
中部日本放送株式会社の決算期は3月31日です。同社の決算発表は毎年6月と11月に行われます。
主な事業
中部日本放送株式会社は、テレビ・ラジオ放送を中心に、映像コンテンツ制作、不動産賃貸、ゴルフ場経営などを手掛ける総合メディア企業です。 特にテレビ・ラジオ放送事業では、地域に密着したきめ細かい情報発信を行っており、地域に根づいた企業として高い評価を受けています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が242億37百万円と前年同期に比べ微減となりました。一方で、経常利益は15億40百万円と5.3%増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億20百万円と4.6%増加するなど、着実に利益を積み上げています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績推移を見ると、売上高は32,713百万円、1,773百万円、1,540百万円と堅調に推移しています。また、親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益も1,065百万円、880百万円、920百万円と、安定した利益水準を維持しています。この背景には、メディア事業の強みを生かし、地域密着のサービスを展開していることが挙げられます。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産の合計は80,098百万円となっています。主な資産は、有形固定資産の33,595百万円や投資有価証券の21,089百万円などが大きな割合を占めています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が12,012百万円、投資有価証券が21,089百万円と、手元流動性と投資が手厚くなっています。一方で、有形固定資産が33,595百万円と、事業基盤の維持にも注力していることがわかります。
負債の部
負債の部では、買掛金、未払費用などの流動負債が5,041百万円、退職給付に係る負債が1,740百万円、繰延税金負債が3,994百万円となっています。安定した財務基盤を維持していることがうかがえます。
純資産の部
純資産の部では、65,050百万円と高い水準を維持しています。利益剰余金が53,743百万円、その他有価証券評価差額金が8,229百万円と、着実に積み上げられています。
ROAとROE
中部日本放送株式会社のROA(総資産利益率)は1.2%、ROE(自己資本利益率)は1.4%となっています。ROAは業界平均水準を若干下回るものの、ROEは業界平均並みの水準を維持しており、資本効率も良好です。今後も安定した収益性を維持することが期待されます。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが2,841百万円の収入、投資活動によるキャッシュフローが1,309百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローが149百万円の支出となっています。営業活動の収支は安定しており、設備投資などの投資活動にも積極的に取り組んでいるようです。
配当の支払額
中部日本放送株式会社は、年2回の配当を実施しており、当期の1株当たり配当金は15円となっています。配当性向は43.0%と、株主還元も適切に行われています。今後も安定した配当が期待できそうです。
今後の展望
中部日本放送株式会社は、地域に根差したメディア事業を展開し、安定した収益基盤を築いてきました。今後も、地域に密着したきめ細かい情報発信やコンテンツ制作力の強化、不動産事業の成長などを通じて、企業価値の向上を目指していくと考えられます。新しいメディア展開にも積極的に取り組み、持続的な成長を遂げることが期待されます。
編集部のまとめ
中部日本放送株式会社は、地域に根差したメディア事業で高い評価を得ています。今回の決算では、売上高は微減となったものの、経常利益や純利益は増加するなど、着実に利益を積み上げています。財務体質も健全で、安定した配当も行っています。今後は新たなメディア展開にも挑戦し、地域に密着した事業をさらに強化していくことが期待されます。
中部日本放送株式会社の決算日や配当についてまとめました。
中部日本放送株式会社の決算日は3月31日です。同社は年2回の中間配当(12月)と期末配当(6月)を実施しており、当期の1株当たり配当金は15円となっています。株主還元も適切に行われており、今後も安定した配当が期待できそうです。