ニュースの要約
- 大学・研究機関に所属する研究者の定年退職後の研究活動継続希望についてアンケートを実施
- 定年退職後も研究活動を続けられる枠組みづくりを検討
- アメリカとは異なる日本の定年退職制度の実態を把握し、インクルーシブな仕組みを構築する狙い
概要
株式会社キャンパスクリエイトは、大学や研究機関に所属する研究者の定年退職後の研究活動継続希望に関するアンケートモニターを募集しています。
人生100年時代を迎え、大学の経営環境や研究環境の変化、少子化問題など、研究者の定年退職後の活躍を後押しする取り組みが重要視されています。しかし、日本の産学連携では、定年退職に伴い研究成果の実用化が途切れたり、研究機器や知財が破棄されてしまう課題が指摘されています。
このアンケートは、定年退職後も研究活動を続けたいという意欲と可能性を持つ研究者を支援するため、実態を把握し、インクルーシブな仕組みづくりを検討することが目的です。アメリカでは定年退職が基本的にない一方、日本の大学や研究機関では定年制度が一般的ですが、国立大学と私立大学、所属する大学の規定によって傾向が異なるなど、海外とは大きな違いがあります。
この調査を通じて、定年退職後も活躍できる仕組みを構築することで、大学の研究成果の社会実装や、定年退職者のQoL向上、さらには日本の国際競争力強化にもつながることが期待されています。
編集部の感想
編集部のまとめ
大学・研究機関に所属する研究者の研究活動継続希望に関するアンケートモニター募集についてまとめました
この取り組みは、定年退職後の研究者がこれまでの研究成果を生かし続けられる社会の実現を目指すものです。日本の高齢化が進む中、定年退職後も意欲的に活躍できる場を用意することは、大学の研究力維持や、社会的課題解決に向けた取り組みにもつながるでしょう。
特に、定年退職に伴う研究成果の実用化の途絶や、研究機器・知財の散逸といった課題を解決できる仕組みづくりは重要です。そのためにも、定年退職前後の研究者の実態を丁寧に把握し、インクルーシブな枠組みを検討していくことが肝心だと考えられます。
日本の高等教育・研究機関が抱える課題に対し、前向きな改善策を示していくこの取り組みに注目です。研究者の方々の声に耳を傾けながら、持続可能な社会を実現するための一助となることが期待されます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000327.000031052.html