株式会社Ｊ－ＭＡＸの決算報告がリリースされました！自動車部品を中心に事業を展開する同社の最新の業績をみていきましょう。
企業情報
企業名: 株式会社 Ｊ－ＭＡＸ
証券コード: 34220
決算期: 2023年3月期
株式会社 Ｊ－ＭＡＸの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社Ｊ－ＭＡＸは3月31日を決算日としており、4月1日から翌年3月31日までを2023年3月期としています。
主な事業
株式会社Ｊ－ＭＡＸは、自動車用プレス成型部品、金型、その他製品の製造・販売を主な事業としています。主要な販売先は国内外の自動車メーカーで、中国、タイ、日本を中心に事業を展開しています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期の連結売上高は39,400百万円と前年同期比3.1%増加しました。一方で、営業利益は500百万円と76.1%減少しました。利益率は悪化しているものの、売上高は堅調に推移しています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績をみると、売上高は増加傾向にあるものの、利益は低下してきています。主な要因は、原材料価格の高騰や新型コロナウイルス感染症の影響によるものと考えられます。今後は、構造改革の推進により、収益性の改善が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の連結貸借対照表をみると、資産総額は53,416百万円で、前期末比4,470百万円の増加となりました。一方、負債総額は32,020百万円と5,443百万円の増加、純資産総額は21,396百万円と973百万円の減少となっています。
資産の部
資産の主な増加要因は、受取手形及び売掛金の増加と有形固定資産の増加によるものです。有形固定資産は、工具、器具及び備品並びに建設仮勘定が大幅に増加しました。
負債の部
負債の主な増加要因は、支払手形及び買掛金の増加と長期借入金の増加によるものです。一方で、短期借入金は減少しています。
純資産の部
純資産は減少しています。その主な要因は、利益剰余金の減少と自己株式の増加によるものです。一方で、為替換算調整勘定は増加しています。
ROAとROE
ROA（総資産利益率）とROE（自己資本利益率）は前年同期に比べて大幅に低下しています。これは主に、売上高の減少と構造改革費用の計上による利益悪化が要因です。今後は収益性の改善により、ROA、ROEも改善されることが期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは減少傾向にあると考えられます。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産への投資の増加によりマイナスとなっている可能性があります。
配当の支払額
当期の配当金は中間配当として1株当たり9円が支払われ、期末配当を見込むと1株当たりの年間配当金は17円となる見込みです。前期と同水準の配当を維持しており、株主還元に力を入れています。
今後の展望
株式会社Ｊ－ＭＡＸは、中国における電動化事業の拡大や、タイ・広州における構造改革の推進によって、収益性の改善を目指しています。また、投資の抑制や固定費の削減など、経営の効率化にも取り組む方針です。今後の業績回復に期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社Ｊ－ＭＡＸは、自動車部品事業を中心に事業展開しており、当第3四半期は売上高が堅調に推移しているものの、利益率の悪化が課題となっています。今後は、中国における電動化事業の拡大や、海外拠点での構造改革による収益性の改善に期待が高まっています。また、株主還元も安定的に行われており、株主への還元にも力を入れています。
株式会社 Ｊ－ＭＡＸの決算日や配当についてまとめました。
株式会社Ｊ－ＭＡＸの決算日は3月31日で、中間配当として1株当たり9円が支払われました。期末配当を見込むと、年間配当金は17円となる見込みです。引き続き安定的な株主還元が期待できます。
