ニュースの要約
- 前田工繊株式会社の2025年6月期の通期個別業績が前期実績を下回る見込み
- 公共工事事業の販売好調により売上高と営業利益・経常利益は増加したが、投資関連損失を特別損失として計上したため当期純利益は減少
- 2024年7月1日付で株式分割を実施し、1株当たり当期純利益を算定
概要
土木・建築資材及び各種不織布を製造・販売する前田工繊株式会社は、2025年6月期の通期個別業績が前期実績値を下回る見込みであることを発表しました。
公共工事事業において、盛土補強材や河川護岸材、海洋土木製品等の販売が好調に推移したことで売上高が増加し、それに伴い営業利益及び経常利益も増加しました。しかし、当期純利益につきましては、投資関連損失を特別損失として計上したため、前期を下回る結果となりました。
なお、同社は2024年7月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っているため、前事業年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」を算定しています。
編集部の感想
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株式分割により1株当たりの数値が変わったことで、前年比の指標がわかりやすくなっていますね。
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公共工事の需要が高く、販売が好調だったことは喜ばしい傾向だと思います。
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ただし、投資関連損失の計上により当期純利益が前期を下回ったのは残念な結果ですね。
編集部のまとめ
前田工繊株式会社:個別業績の前期実績値との差異に関するお知らせについてまとめました
前田工繊株式会社は、2025年6月期の通期個別業績が前期実績値を下回る見込みであることを発表しました。公共工事事業の販売が好調に推移し、売上高と営業利益・経常利益は増加したものの、当期純利益については投資関連損失の計上により前期を下回る結果となりました。また、2024年7月1日付で実施した株式分割の影響で、1株当たり当期純利益も変動しています。
需要が高く収益も増加傾向にある中で、投資関連損失の発生により当期純利益が減少するのは残念な結果といえます。ただし、公共インフラ事業での強さが垣間見えたことは評価できるでしょう。引き続き、同社の業績変動に注目していきたいと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000177.000063246.html