株式会社髙松コンストラクショングループの第59期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社髙松コンストラクショングループの2023年度第3四半期決算が発表されました。新型コロナの影響が和らぐ中、公共事業や民間の建設投資は堅調に推移しており、同社の受注高や売上高も好調に推移しています。同社は建築・土木・不動産の事業を展開する総合建設会社で、この度の決算では増収増益を達成しています。業績の詳細をご紹介します。

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企業情報

企業名: 株式会社髙松コンストラクショングループ
証券コード: E00285
決算期: 3月期

株式会社髙松コンストラクショングループの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社髙松コンストラクショングループの決算日は3月31日で、通常4月初旬に第4四半期の決算報告を行っています。また、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日の各四半期の決算を行い、四半期報告書を提出しています。

主な事業

株式会社髙松コンストラクショングループは建築・土木・不動産の3つの事業を展開する総合建設会社です。建築事業では、オフィスビルやマンションなどの建築工事を手がけています。土木事業では、道路や橋梁、上下水道などのインフラ整備工事を行っています。不動産事業では、不動産の売買や賃貸管理、開発事業なども手掛けています。幅広い事業領域を持ち、国内外で事業展開しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が2,237億円と前年同期比9.9%の増収となりました。利益面では、経常利益が64億円と前年同期比8.8%の減益となりました。しかし、建築事業と土木事業が好調に推移し、売上が増加したことで、営業利益率は2.9%と高水準を維持しています。

売上・利益の推移

近年の同社の売上高は2,824億円(2022年3月期)から2,237億円(2023年12月期第3四半期)と推移しています。利益面では、経常利益が117億円(2022年3月期)から64億円(2023年12月期第3四半期)となっています。売上高は堅調に推移しているものの、建設コストの高止まりの影響により、利益面では若干の減益傾向にあります。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の総資産は2,507億円と前期末比168億円増加しました。これは主に、受取手形・完成工事未収入金等が109億円、販売用不動産が95億円増加したことによるものです。一方、負債は1,216億円と前期末比154億円増加しており、短期借入金の増加が主な要因です。純資産は1,291億円と前期末比13億円増加しており、自己資本比率は51.5%となっています。

ROAとROE

同社のROA(総資産利益率)は3.3%、ROE(自己資本利益率)は2.8%となっています。前期と比べROAは0.6ポイント、ROEは0.7ポイントそれぞれ低下しています。これは、原材料価格の高騰などによる建設コストの上昇が利益を押し下げた影響が大きいためです。今後は、価格転嫁などによる収益力の回復が課題となっています。

キャッシュフロー

同社の経営成績を示す指標の一つであるキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローは113億円のプラス、投資活動によるキャッシュフローは94億円のマイナスとなっています。これは、不動産事業の用地取得などへの投資増加によるものです。一方で、財務活動によるキャッシュフローは73億円のマイナスとなっており、借入れの増加と配当金の支払いが主な要因です。

配当の支払額

株式会社髙松コンストラクショングループは、年2回の配当(中間配当と期末配当)を実施しています。当期の配当金は、中間配当が1株27円、期末配当は未定となっています。直近3期の年間配当金総額は合計で42億円前後で推移しています。株主還元策として、今後も安定配当の継続が期待されます。

今後の展望

株式会社髙松コンストラクショングループは、公共投資や民間の建設投資が堅調に推移する中で、受注拡大と収益力の向上に取り組んでいく方針です。しかし、原材料価格高騰や建設労働者不足などのコスト上昇要因への対応が課題となっています。今後は、新たな事業の柱として、再生可能エネルギー分野への進出や、海外事業の拡大など、成長分野への投資にも期待が寄せられています。

編集部のまとめ

株式会社髙松コンストラクショングループの2023年度第3四半期決算は、売上高が前年同期比9.9%増の2,237億円と好調に推移しています。公共投資と民間建設投資の堅調な伸びを背景に、建築事業と土木事業が牽引しました。一方で、建設コストの高止まりにより利益面では前年同期比減益となっていますが、営業利益率は2.9%と高水準を維持しています。今後は、価格転嫁などによる収益力の回復が課題となっています。同社は、成長分野への投資や海外事業の拡大にも期待が寄せられています。

株式会社髙松コンストラクショングループの決算日や配当についてまとめました。

株式会社髙松コンストラクショングループの決算日は3月31日で、通常4月初旬に第4四半期の決算報告を行っています。また、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日の各四半期の決算を行っています。配当については、年2回の中間配当と期末配当を実施しており、直近3期の年間配当金総額は合計で42億円前後で推移しています。株主還元の継続が期待されています。

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