ニュースの要約
- キーエンスはお客様が言葉にできない課題を先回りして解決することで、新製品の70%が「世界初」「業界初」を実現
- 売れる前から売れることが確信できる製品開発により、キーエンスは売上1兆円超で営業利益率51.9%という驚異的な収益性を実現
- 営業が技術者並みの知識を持つ組織づくりにより、最小の資本と人で最大の付加価値を生み出すことに成功
概要
経営コンサルティング会社の株式会社カクシンの代表取締役CEO田尻望が、ITmedia エグゼクティブの勉強会において「シン・マーケットイン型付加価値組織への転換方法」をテーマに講演を行いました。
本講演では、田尻CEOがキーエンス時代に学んだ、新製品の70%を「世界初」「業界初」として開発し、営業利益率51.9%(業界平均10倍)という驚異的な収益性を実現する組織づくりの秘訣について詳しく解説されています。
多くの企業が「価格競争」に巻き込まれ、利益率の低下に苦しむ中、キーエンスは独自の付加価値戦略と差別化戦略を全社員が一気通貫で実現する仕組みを構築することで、売上1兆円を超えながらも業界トップクラスの高収益を維持し続けています。
本講演では、「お客様すら気づいていない困りごと」を見つける技術、「売れる前から売れることが分かっている」製品開発、「営業が技術者レベルの知識を持つ」組織づくりの3つの秘訣が明かされています。
編集部の感想
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キーエンスの驚異的な収益性は、まさに”付加価値”の追求にあると感じました。お客様の課題を先回りして解決する発想は参考になりますね。
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製品開発の考え方が画期的です。売れる前から確信をもって製品づくりをするというのは、多くの企業にとって大きなヒントになるでしょう。
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営業と技術者の垣根を低くし、お客様の課題解決に共同で取り組むというのは、まさに”シン・マーケットイン”の理想形だと思います。
編集部のまとめ
「シン・マーケットイン型付加価値組織への転換方法」:キーエンス出身CEOが語る組織改革の新潮流についてまとめました
今回のプレスリリースは、キーエンス出身のカクシン代表取締役CEO田尻望氏が語る「シン・マーケットイン型付加価値組織への転換方法」についての内容でした。
多くの企業が価格競争に巻き込まれ、利益率の低下に苦しむ中、キーエンスは売上1兆円を超えながらも驚異的な収益性を維持し続けています。その秘訣は、「お客様すら気づいていない困りごと」を見つける技術、「売れる前から売れることが分かっている」製品開発、「営業が技術者レベルの知識を持つ」組織づくりにありました。
特に注目なのは、技術者と営業の垣根を取り払い、お客様の課題解決に共同で取り組む体制を構築しているという点です。これは「シン・マーケットイン」の理想形とも言えるでしょう。
企業の付加価値創造と収益性向上を両立させるには、このようなキーエンスの実践的なノウハウが大変参考になるはずです。これからの組織マネジメントの新しい潮流を感じられる内容だと感じました。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000083720.html