東日本旅客鉄道株式会社：ユーロ建・ポンド建グリーンボンドの発行について

ニュース

2025.08.27

ニュースの要約

JR東日本は、2025年8月27日にユーロ建のグリーンボンドを12年850百万ユーロ、ポンド建のグリーンボンドを20年300百万ポンド発行することを発表しました。

調達した資金は、環境対応の新幹線や在来線の車両新造・改造、鉄道設備の維持・修繕、災害対策投資など、グリーン適格基準を満たすプロジェクトに充当する予定です。

また、JR東日本は、グリーンボンド発行に先立ち、サステナビリティファイナンス・フレームワークを策定し、第三者評価機関であるDNVから外部評価を取得しています。

今回の発行により、JR東日本は鉄道の環境性能向上と安全性向上に向けた取り組みを加速させていくことが期待されます。

JR東日本による大規模なグリーンボンド発行は、鉄道業界のサステナビリティ対策を加速させるインパクトを持つと期待できます。

調達資金を具体的な環境配慮設備投資に充当する計画が明示されており、環境性能向上と災害対策の強化に向けた取り組みを後押しするものと考えられます。

さらに、外部評価を得ながらサステナビリティファイナンス体制を整備しているのは、グリーンボンドの信頼性を高め、投資家の関心を集めることにつながるでしょう。

JR東日本のこの取り組みは、鉄道事業者のサステナビリティ経営を牽引するモデルケースとして注目に値するものだと評価できます。