東洋建設株式会社の第104期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

東洋建設株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。中期経営計画の柱である「守りから攻めの転換」や「高収益モデルへの転換」に取り組んでおり、その成果が表れてきている企業です。今期の決算では、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が前年同期に比べて大幅に増加しました。特に、国内土木事業と海外建設事業が好調に推移しており、この企業の成長力を感じられる内容となっています。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 東洋建設株式会社
証券コード: 18900
決算期: 3月期

東洋建設株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

東洋建設株式会社の決算日は3月31日です。決算発表は4月下旬頃に行われます。第2四半期決算は11月、第3四半期決算は2月に発表されます。

主な事業

東洋建設株式会社は、土木工事、建築工事などの建設事業を行う企業です。国内外で手がける事業には、国内土木事業、国内建築事業、海外建設事業などがあります。また、不動産事業やその他事業も展開しています。近年では、成長ドライバーとしての洋上風力発電事業にも力を入れており、この分野での事業拡大が期待されています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が1,372億円と前年同期比で17.5%の増収となりました。営業利益は76億円と前年同期比で48.9%の増益、経常利益は70億円42.8%の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は44億円52.0%の増益となりました。このように、全段階の利益が大幅に増加しており、収益力の向上が顕著です。

売上・利益の推移

東洋建設株式会社の売上高は、近年1,100億円前後で推移しています。営業利益は50億円前後、経常利益は40億円前後、当期純利益は30億円前後で推移しています。今期の業績は、前述のとおり、全段階の利益が大きく増加しており、業績が順調に推移していることがわかります。

四半期連結貸借対照表について

東洋建設株式会社の2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は1,555億円となっています。前期末比では18億円の増加となっています。

資産の部

資産の部では、現金預金が207億円、受取手形・完成工事未収入金等が778億円となっています。また、有形固定資産が360億円となっています。

負債の部

負債の部では、支払手形・工事未払金等が321億円、短期借入金が100億円となっています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が508億円となっており、自己資本比率は47.8%となっています。前期末比で1.1ポイント上昇しており、財務体質の強化が進んでいます。

ROAとROE

東洋建設株式会社のROA(総資産利益率)は直近では3.5%前後で推移しています。ROE(自己資本利益率)は直近では7.5%前後で推移しています。これらの指標は建設業界の平均と比べると良好な水準にあり、資産効率や資本効率が高いことが分かります。

キャッシュフロー

東洋建設株式会社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが安定的に+となっており、投資活動によるキャッシュフローも建設機械等の設備投資により-となっています。財務活動によるキャッシュフローは借入等により+となる傾向です。このように、事業活動から生み出されるキャッシュが良好な水準で推移していることが分かります。

配当の支払額

東洋建設株式会社は、毎期安定的な配当を行っています。直近の2023年3月期の年間配当は25円となっています。この水準は前期(20円)から5円増加しており、業績の伸長に応じて配当も増加傾向にあります。

今後の展望

東洋建設株式会社は、「守りから攻めへの転換」、「高収益モデルへの転換」、「資本効率経営への転換」を柱とした中期経営計画に取り組んでおり、その成果が今期の好業績に表れています。今後も洋上風力発電事業を中心に新たな成長ドライバーの育成に注力していく方針です。さらなる業績の向上と企業価値の向上が期待されます。

編集部のまとめ

東洋建設株式会社は、中期経営計画の実行により業績が大きく改善しています。国内外の建設事業が好調に推移しており、特に洋上風力発電事業の成長が期待されます。また、財務体質も強化されてきており、株主還元の面でも安定した配当を実施しています。今後も持続的な成長が見込まれる企業といえるでしょう。

東洋建設株式会社の決算日や配当についてまとめました。

東洋建設株式会社の決算日は3月31日で、第2四半期決算は11月、第3四半期決算は2月に発表されています。また、同社の配当水準は直近では年間25円と、業績の伸長に合わせて増加傾向にあります。株主への還元も着実に行われており、同社の財務基盤の強さがうかがえます。

タイトルとURLをコピーしました