株式会社銀座ルノアールは、大変好調な決算報告を発表しました。新型コロナ禍の影響から徐々に回復し、売上や利益が大幅に改善されたようです。今後さらなる業績回復が期待できそうですね。
企業情報
企業名: 株式会社銀座ルノアール
証券コード: E03147
決算期: 2023年3月31日
株式会社銀座ルノアールの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社銀座ルノアールの決算日は3月31日です。四半期決算の報告もしっかりと行っており、四半期毎のスピーディな業績推移が確認できるようになっています。
主な事業
株式会社銀座ルノアールは、喫茶店や喫茶室を展開する企業です。東京を中心に全国的にカフェやレストランを展開しており、都内の銀座地区にも人気の店舗を構えています。飲料や食品の販売、雑貨の販売なども行っています。近年はカフェ以外の事業にも力を入れており、総合的な飲食・小売企業として成長を続けています。
今期の業績と利益率は？
今期の業績は大変好調でした。前年同期と比べて売上高は23.5%増加し、5,467百万円となりました。経常利益も47百万円と大きく改善され、前年同期の経常損失から一転して黒字転換しています。利益率も9.5%と高水準を確保できたようです。
売上・利益の推移
足元の業績は好調ですが、これまでの推移を見ると、2020年4月以降は新型コロナの影響で大きく売上が落ち込んでいました。ただし、2022年頃から徐々に回復傾向にあり、今期はほぼ新型コロナ前の水準まで売上を回復できています。経常利益も2020年の大幅な赤字から、今期は黒字化することができました。徐々に収益力を取り戻しつつあるといえるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
四半期連結貸借対照表を見ると、資産は6,517百万円、負債は3,186百万円となっています。前期末と比べて資産は88百万円増加、負債は38百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,335百万円と、前期末より252百万円減少しましたが、有形固定資産が1,846百万円と232百万円増加しています。長期的な設備投資により、店舗の設備などが充実してきたことがわかります。
負債の部
負債の部では、買掛金が133百万円と29百万円増加しています。一方で、長期借入金は500百万円と変わりありません。安定的な財務体質が維持されているといえるでしょう。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が1,573百万円と、前期末より52百万円増加しています。収益性の改善により内部留保が着実に積み上がってきているようです。
ROAとROE
ROAは6.8%、ROEは8.8%となっています。前期と比べてROAは1.6ポイント、ROEは0.9ポイント上昇しました。収益性の改善により、企業価値も高まってきていることがわかります。今後さらなる成長に期待が高まりそうです。
キャッシュフロー
キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローは133百万円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは234百万円のマイナスとなっているため、全体としては252百万円の減少となりました。設備投資に資金を振り向けているため、現金残高は一時的に減少しているものの、中長期的な成長に向けた投資と考えられます。
配当の支払額
株主への利益還元として、年間配当金は1株当たり3円を予定しています。従来からの安定配当を継続しつつ、今後の業績に合わせて配当額の増加も期待できるでしょう。
今後の展望
新型コロナ禍の影響から徐々に回復しつつある同社ですが、今後の更なる成長に期待が高まっています。新規出店や既存店の収益改善、さらなる経費削減によりさらなる業績アップが期待できると分析されています。今後の動向に注目が集まっています。
編集部のまとめ
株式会社銀座ルノアールは、新型コロナ禍の影響から徐々に回復しつつあり、今期は大幅な増収増益となっています。これまでの業績不振から一転して黒字化を果たし、収益性の改善も進んでいます。今後もさらなる成長に期待が高まるでしょう。株主還元としての配当も安定的に行われており、投資家にとっても注目株と言えるでしょう。
株式会社銀座ルノアールの決算日や配当についてまとめました。
株式会社銀座ルノアールの決算日は3月31日です。今期は1株当たり年間配当金3円を予定しており、株主還元も継続して行っています。今後の業績向上によりさらなる配当増加が期待できそうです。
