こんにちは。株式会社静岡中央銀行の2023年12月期第3四半期決算について、分かりやすくご紹介していきます。
静岡中央銀行は、静岡県を中心に事業を展開する地域銀行です。今期も成長を続けており、今後の更なる飛躍に期待が高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社静岡中央銀行
証券コード: E03648
決算期: 2023年3月期
株式会社静岡中央銀行の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社静岡中央銀行の決算期は3月期で、第3四半期決算は12月期となっています。このたび2023年12月期の第3四半期決算を発表しました。
主な事業
株式会社静岡中央銀行は、地域密着型の金融機関として、預金業務や貸出業務、投資信託や保険などの資産運用業務を行っています。静岡県を中心に神奈川県にも店舗を構え、地域のお客様のニーズに寄り添った金融サービスの提供に努めています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期の第3四半期累計期間の業績は、経常収益110億27百万円、経常利益29億30百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益20億98百万円と、順調に推移しています。
利益率も前年同期比で伸びており、銀行業界の中でも高い水準を維持しています。
売上・利益の推移
静岡中央銀行は過去数年、着実に業績を伸ばし続けています。2023年12月期第3四半期の営業収益は110億円と、前年同期比で約13%の増収となりました。
利益面では、経常利益が29億円と前年同期比4.6%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が20億円と5.2%の増益となり、収益力の向上が続いています。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は8,546億円と前期末比29億円増加しています。
一方、純資産は607億円と、前期末比50億円の増加となっています。自己資本比率も高水準を維持しており、財務体質の強化が進んでいます。
資産の部
資産の部では、現金預け金が972億円、有価証券が1,382億円、貸出金が6,093億円となっています。預金・貸出金ともに順調に増加しており、金融仲介機能を発揮し続けている様子がうかがえます。
負債の部
負債の部では、預金が7,338億円と前期末比190億円増加しています。借入金も増加しており、堅実な資金調達が行われています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が492億円と前期末比20億円増加しており、着実な内部留保の蓄積が進んでいます。株主資本は512億円と、前期末比20億円の増加となっています。
ROAとROE
株式会社静岡中央銀行のROA(総資産経常利益率)は0.45%、ROE(自己資本経常利益率)は5.41%となっています。前年同期と比べ、両指標ともに改善傾向にあり、収益力の向上が続いています。
今後さらなる成長に向け、収益基盤の強化に努めていく方針です。
キャッシュフロー
第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが208億円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは56億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは25億円の支出となっています。
全体としては、現金および現金同等物の残高が147億円増加し、982億円となっています。
配当の支払額
株式会社静岡中央銀行は、2023年6月と12月に年2回の配当を実施しています。直近の2023年12月期の中間配当金は1株当たり2.5円、年間配当金見通しは5円を予定しています。
今後も、株主の皆様への利益還元を重要な施策と位置付け、安定配当の維持に努めていく方針です。
今後の展望
株式会社静岡中央銀行は、第14次中期経営計画「深化」を策定しており、「お客様中心主義の深化」を基本方針に掲げています。
お客様や地域のニーズを的確に捉え、金融仲介機能の発揮や付加価値の高い金融サービスの提供に注力していくことで、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。
編集部のまとめ
株式会社静岡中央銀行は、静岡・神奈川両県を主要な営業エリアとする地域密着型の銀行です。
今期も順調な業績を収めており、預金・貸出金ともに増加基調を維持しています。また財務体質の健全性も高く、株主還元にも力を入れています。
今後も地域に密着した金融サービスの提供を通じ、持続的な成長と企業価値の向上を目指していくことが期待されます。
株式会社静岡中央銀行の決算日や配当についてまとめました。
株式会社静岡中央銀行の決算期は3月期で、第3四半期決算は12月に発表されています。直近では2023年12月期の第3四半期決算を発表しました。
また、同社は年2回の配当を実施しており、直近の2023年12月期の中間配当金は1株当たり2.5円、年間配当金見通しは5円を予定しています。今後も安定配当の維持に努める方針です。