さくらインターネット株式会社の第25期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

インターネット
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

さくらインターネット株式会社は、国内最大手のクラウドサービス事業者のひとつです。 サーバーの提供やウェブサイトの運営代行、データセンターなど、企業のITインフラ全般をサポートしています。堅調な業績と高い成長性で、投資家の期待も高まっています。今回は最新の決算報告をわかりやすく解説したいと思います。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: さくらインターネット株式会社
証券コード: 37780
決算期: 2023年3月期

さくらインターネット株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

さくらインターネット株式会社の決算期は3月期です。具体的な決算日は3月31日で、4月初旬に年度決算の報告書を提出しています。四半期決算も1Q(6月)、2Q(9月)、3Q(12月)と四半期ごとに発表されます。

主な事業

さくらインターネット株式会社は、「インターネットインフラサービス」を主力事業としています。具体的には、クラウドサービスの提供、レンタルサーバーやデータセンター運営など、企業のITシステム基盤を幅広くサポートしています。近年はビッグデータAIなどの先端技術にも注力し、企業のデジタルトランスフォーメーションを後押ししています。

今期の業績と利益率は?

今期(2023年3月期)の売上高は156億5900万円と前年同期比4.1%の増収となりました。利益面では、営業利益が44億8500万円(前年同期比35.4%減)、経常利益が31億9700万円(同48.1%減)と減益となりました。一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益は30億4000万円と、前年同期比27.2%の減益に留まっています。

売上・利益の推移

さくらインターネットの売上高は、2022年3月期が206億円2023年3月期(予想)が206億円と堅調な推移となっています。利益面でも、2022年3月期の営業利益が69億円、2023年3月期(予想)が51億円と高水準を維持しています。近年はクラウドサービスが好調に推移しており、今後もさらなる事業拡大が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

さくらインターネットの四半期連結貸借対照表では、総資産が308億円と前期末比17.3%の増加となっています。これは、GPUクラウドサービス向けの設備投資によるものです。一方、負債合計は218億円と前期末比23.1%の増加、純資産は89億円と前期末比5.3%の増加となっています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が52億円受取手形・売掛金及び契約資産が24億円有形固定資産が179億円となっており、GPUクラウドサービス向けの設備投資が増加しています。

負債の部

負債の部では、買掛金が6億円長期借入金が21億円リース債務が52億円となっており、設備投資に伴う支払債務の増加が主な要因です。

純資産の部

純資産の部では、資本金が22億円利益剰余金が60億円となっています。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、純資産が増加しています。

ROAとROE

さくらインターネットのROA(総資産利益率)は1.3%ROE(自己資本利益率)は4.2%となっています。前年同期と比較すると ROAは1.7ポイント、ROEは4.3ポイント低下しています。これは、設備投資の増加に伴う資産の積み上がりと、一時的な減益が主な要因と考えられます。今後は収益力の向上によって、両指標の改善が期待されます。

キャッシュフロー

さくらインターネットのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが28億円のプラス投資活動によるキャッシュ・フローが75億円のマイナスとなっています。これは、GPUクラウドサービス向けの設備投資の増加によるものです。一方、財務活動によるキャッシュ・フローは56億円のプラスとなっており、設備投資資金の調達が順調に進んでいます。

配当の支払額

さくらインターネットの1株当たり配当金は3.50円となっています。前期の3.00円から増配となりました。配当性向は40.9%と、収益力の高さを反映した配当水準となっています。今後も、成長投資と株主還元のバランスを取りながら、配当の継続と増額が期待されます。

今後の展望

さくらインターネットは、クラウドサービスの拡大と、新しいサービス領域への取り組みが期待されます。特にGPUクラウドサービスでは、政府の「クラウドプログラム」認定を受け、大幅な設備投資を行っています。また、衛星データを活用したサービスなど、新分野への進出も計画しています。引き続き、企業のデジタルトランスフォーメーションを支える存在としての期待が高まっています。

編集部のまとめ

さくらインターネット株式会社は、国内最大手のクラウドサービス事業者として高い成長性を誇っています。今期の決算では、一時的な減益がありましたが、中長期的にはクラウドサービスの拡大と新規事業への挑戦により、収益力の向上が期待されます。また、安定的な配当も投資家の関心を集めています。今後の企業の飛躍に期待が高まる銘柄といえるでしょう。

さくらインターネット株式会社の決算日や配当についてまとめました。

さくらインターネットの決算期は3月期で、具体的な決算日は3月31日です。年間配当金は1株当たり3.50円と、前期から増配となっています。業績は減益となったものの、クラウドサービスが好調に推移しており、新事業への投資による中長期的な成長が期待されています。また、株主還元も積極的に行われており、投資家から注目を集める銘柄と言えるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました