ニュースの要約
- 台湾株式ETFが日本で初上場
資本市場におけるクロスボーダー連携の重要な節目 - 投資家に台湾のダイナミックなテクノロジー分野へのアクセス機会を提供
- 台湾のETF市場は過去10年で30倍以上に成長
概要
台湾証券取引所(TWSE)は、台湾株式のみに投資する日本初の上場投資信託(ETF)が東京証券取引所(TSE)に上場したと発表しました。 本ETFの上場は、資本市場におけるクロスボーダー連携の重要な節目であり、国際投資家が台湾のダイナミックなテクノロジー分野へアクセスする機会を拡大するものです。
大和アセットマネジメントが設定した当ファンドは、キャセイ投信が運用する「Cathay Taiwan Technology Leaders ETF」に投資し、台湾テックリーダー指数への連動を目指すものです。台湾株式市場はテクノロジー関連株が中核的な役割を果たしており、本ETFは日本の投資家に、AI や半導体の関連企業が中心的な台湾の成長著しいテクノロジー分野へのエクスポージャーを提供します。
台湾のETF市場は2003年の開始から拡大を続け、今ではアジア太平洋地域で3番目の規模を誇るまでに成長しています。2025年8月末時点で、294本のETFが上場し、運用資産総額(AUM)は6.77兆台湾ドル(約2,100億米ドル)に達しました。台湾のETFの市場規模は、過去10年間で30倍以上に増加しており、世界のETF市場の5.4倍を大幅に上回っています。
編集部の感想
編集部のまとめ
台湾株ETF:日本で初上場-存在感を示すハイテク市場についてまとめました
台湾株式ETFの日本での上場は、台湾のテクノロジー市場の高い成長性と、日台双方の資本市場の連携強化を示す重要なニュースだと言えます。 台湾のETF市場は過去10年で飛躍的に拡大しており、市場規模も世界のETF市場を大きく上回るほどです。特にテクノロジー関連銘柄に投資するETFが人気を集めているのは、台湾がAIや半導体などの先端技術分野で優位性を持っているためでしょう。
今回の上場は日本の投資家にとっても、台湾の成長著しい技術分野に直接アクセスできる機会を提供するものです。今後、両国の取引所や資産運用会社の協力によって、さらなる新商品の開発や市場の連携が進められていくことが期待されます。また、台湾のETF市場の発展と台湾企業の国際的な知名度向上にもつながるでしょう。編集部としては、この動きが日台の投資家双方にとってプラスとなることを願っています。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000169593.html