ニュースの要約
- 毎月の貯金額が「0円」と回答した人が19%に上る一方で、16%の人が「10万円以上」を貯金している二極化が明らかに
- 手取り額が20万円以上30万円未満が最も多く、約5割が30万円未満の中間所得層
- 手取りに対する貯蓄率が最も多いのは「1~5%」(25%)、次いで「6~10%」(24%)と堅実な層が存在
概要
2025年、物価上昇や将来への不安が広がる中、資産形成への関心が高まっています。
しかし、実際にどれくらいの人が貯金できているのか、どのような目標を持ち、どんな工夫をしているのか、その実態はあまり知られていませんでした。そこで株式会社LENDEX(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中村 智)は、20~60代の男女300名を対象に「月々の手取り額と貯金実態」に関するアンケート調査を実施しました。
その結果、貯金をまったくしていない人が19%に上る一方で、毎月10万円以上を積み立てる層も16%存在するなど、二極化の実態が明らかになりました。また、貯金目標を「特に持っていない」と答えた人が45%を占めるなど、貯金意識の差も浮き彫りになりました。
具体的には、月の手取り額は「20万円以上30万円未満」が33%で最多となり、次いで「30万円以上40万円未満」が26%、「20万円未満」が21%と続き、中間所得層が調査対象者の多くを占めることがわかりました。
また、毎月の貯金額について尋ねたところ、「0円」と回答した人が19%に上り、約2割の人が全く貯金できていない実態が明らかになりました。一方で、「1万円以上3万円未満」が21%で最多となり、コツコツと貯金に励む層も存在します。さらに、「10万円以上」と回答した人も16%おり、貯金額の二極化が進んでいる様子がうかがえます。
手取りに対する貯金額の割合を聞いたところ、最も多かったのは「1~5%未満」で25%、次いで「6~10%未満」が24%でした。一方で「0%」と回答した人も19%存在しており、生活費に余裕がなく貯金が難しい層が一定数いることも明らかになりました。
編集部の感想
編集部のまとめ
LENDEX:毎月の貯金額0円は約2割!貯金に関する実態調査を発表についてまとめました
今回の調査から、日本の家計における「収入と貯金の二極化」と「貯金意識の差」が浮き彫りになったことがわかりました。貯金がまったくできない層が一定数いる一方で、毎月しっかりと積み立てる層も存在し、また貯金目標を持たない人と長期的に1,000万円以上を目指す人が共存している実態が見えてきました。
こうした結果は、日々の節約や現金での貯蓄だけでは将来の生活基盤を守るには不十分であり、より効率的にお金を増やすための戦略的な資産形成が求められていることを示しています。家計の安定と将来の備えのためには、堅実な貯蓄と並行して「お金をどう活かすか」を考えることがますます重要になっているといえるでしょう。
そのためには、少額からでも気軽に投資を始められる融資型クラウドファンディングなど、新しい資産運用の選択肢にも注目していく必要があるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000150.000053175.html