東芝テック株式会社の第99期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

東芝テックの最新の決算報告が公開されました!注目すべきポイントは、売上高が前年同期比6%増の3,967億円と大きく伸び、営業利益も9,463百万円を確保したことです。複合機の需要回復や新製品の投入、販売価格の見直しにより、収益性が大幅に改善されました。また、次世代に向けた事業転換やデジタル人財の強化など、将来の成長につながる施策にも取り組んでいます。経営陣の強いリーダーシップと、積極的な戦略実行が評価されそうですね。

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企業情報

企業名: 東芝テック株式会社
証券コード: 65880
決算期: 3月期

東芝テック株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

東芝テック株式会社の決算日は3月31日で、四半期決算では6月30日、9月30日、12月31日が四半期会計期間の末日となっています。決算発表は、3月決算は5月中旬、6月、9月、12月の四半期決算は約1ヵ月後となっています。

主な事業

東芝テック株式会社は、店舗システム、オートID機器、複合機などの開発・製造・販売を行う企業です。特に、小売店向けのレジシステム「ELERA」やオートID製品、海外市場向けの複合機事業が主力となっています。また、新規事業の開拓にも注力しており、デジタル人財の強化やELERAの進化、共創の場の充実など、中期経営計画に沿った取り組みを進めています。

今期の業績と利益率は?

今期第3四半期の業績は、売上高が前年同期比6%増の3,967億円と好調に推移しました。営業利益は9,463百万円で前年同期比20%減となりましたが、これは海外のPOSシステム事業の減収により利益が悪化したものの、国内市場向けのPOSシステムや複合機の収益が改善したことが主な要因です。営業利益率は2.4%となりました。

売上・利益の推移

過去3年の業績を見ると、売上高は毎期増加傾向にあり、2023年3月期は5,108億円と過去最高を記録しています。一方で利益面では、2022年3月期に大幅な減益となりましたが、2023年3月期第3四半期では、国内POS事業と複合機事業の収益性改善により、営業利益は前年同期比20%減の9,463百万円を確保しました。今後は、新製品投入や販売価格改定など収益力強化策の効果が期待されます

四半期連結貸借対照表について

東芝テック株式会社の最新の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は3,006億円、負債合計は2,202億円、純資産合計は804億円となっています。

資産の部

資産の主な内訳は、現金及び預金が399億円、受取手形・売掛金が703億円などとなっています。前期末と比べると、現金及び預金は27億円減少したものの、商品及び製品が55億円増加、原材料及び貯蔵品が18億円増加するなど、全体としては100億円の減少になっています。

負債の部

負債の主な内訳は、支払手形及び買掛金が618億円、長期借入金が96億円などとなっています。前期末と比べると、支払手形及び買掛金が76億円増加、1年内返済予定の長期借入金が29億円増加するなど、全体としては117億円の増加となっています。

純資産の部

純資産の部は、804億円となっています。前期末と比べると218億円の減少となっており、親会社株主に帰属する四半期純損失147億円や配当金の支払い21億円などが主な要因です。

ROAとROE

東芝テック株式会社のROA(総資産経常利益率)は2.2%ROE(自己資本当期純利益率)は-15.9%となっています。前年同期と比べるとROAは大幅に悪化していますが、これは主に経常利益の減少によるものです。一方でROEは赤字計上により大幅に低下しています。今後は収益性の改善と自己資本の充実が課題となっています。

キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローは42億円の減少となっています。これは、税金等調整前四半期純利益が60億円と良好だったものの、たな卸資産の増加により運転資金が増加したことが主な要因です。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは24億円の減少となっており、固定資産の取得などによるものです。

配当の支払額

東芝テック株式会社は、年2回の配当を実施しています。第2四半期末と期末の年間配当金は1株当たり40円(中間配当20円、期末配当20円)となっています。2023年3月期の配当総額は21億円を支払っています。

今後の展望

東芝テック株式会社は、中期経営計画(2023~2025年度)に沿って、事業転換と企業変革を実行し、社会課題解決への貢献に取り組んでいく方針です。具体的には、グローバルトップのソリューションパートナーを目指し、デジタル人財の強化や新規事業の開拓、パートナー連携の強化などに注力していきます。また、国内市場向けPOSシステムや複合機事業の収益性改善にも注力し、持続的な成長の実現を目指します。

編集部のまとめ

東芝テック株式会社の決算は、全体としては堅調な結果となりました。売上高は前年同期比6%増と好調に推移し、複合機事業や国内POS事業の収益性も改善しました。一方で海外POS事業の減収により全体の営業利益は減少しましたが、次世代事業への投資も積極的に行っています。今後の成長と収益力の向上に期待が高まるでしょう。

東芝テック株式会社の決算日や配当についてまとめました。

東芝テック株式会社の決算日は3月31日で、年2回の中間配当と期末配当を実施しています。第2四半期末と期末にそれぞれ1株20円ずつを支払い、年間配当金は1株40円となっています。2023年3月期の配当総額は21億円でした。今後も安定的な配当を維持していくことが期待されます。

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