ユナイテッド株式会社の第3四半期決算が発表されましたね。上場企業の決算報告はお客様にとても重要な情報です。このレポートは、ユナイテッド社の業績や財務状況を分かりやすく解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
企業情報
企業名: ユナイテッド株式会社
証券コード: 24970
決算期: 2023年3月期
ユナイテッド株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ユナイテッド株式会社の決算期は3月31日です。 第3四半期の決算期間は2023年10月1日から12月31日までの3ヶ月間になります。
主な事業
ユナイテッド株式会社は、投資事業、教育事業、人材マッチング事業、アドテク・コンテンツ事業の4つの事業を中核としています。 投資事業では、スタートアップ企業への投資を行い、教育事業ではプログラミング教育を提供しています。人材マッチング事業では副業やフリーランスの紹介、アドテク・コンテンツ事業ではウェブ広告関連のサービスを手掛けています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の売上高は10,786,933千円と、前年同期比で6.0%増加しました。営業利益は4,963,369千円と0.6%増加しています。一方で、のれんの減損損失を計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,675,534千円で、前年同期比25.5%の減少となりました。
売上・利益の推移
売上高は、前期の13,140,387千円から当第3四半期は10,786,933千円となりました。一方、営業利益は前期の4,948,838千円から当第3四半期は4,963,369千円とほぼ横ばいで推移しています。親会社株主に帰属する純利益は前期の4,139,372千円から当第3四半期は2,675,534千円と減少しました。
四半期連結貸借対照表について
ユナイテッド株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、当第3四半期末の総資産は27,298,835千円となっています。前期末から5,019,518千円減少しました。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が13,607,161千円と前期末より増加しましたが、営業投資有価証券が7,786,622千円と減少しました。また、のれんは255,007千円と前期末から大幅に減少しています。
負債の部
負債の部では、未払法人税等が690,352千円と前期末から減少し、繰延税金負債は1,111,931千円と大幅に減少しました。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が18,723,075千円と増加しましたが、その他有価証券評価差額金と繰延ヘッジ損益が合計4,228,903千円の減少となりました。この結果、純資産合計は23,852,587千円となっています。
ROAとROE
ユナイテッド株式会社のROA(総資産利益率)は前期81.7%から当第3四半期68.28%に低下しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前期104.65%から68.28%に減少しています。これは、利益の減少と純資産の減少により、収益性と効率性が低下したためと考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、詳細な数値の開示がないため確認できませんでした。ただし、決算報告書によると、現金及び預金は前期末から236,418千円増加している状況です。
配当の支払額
ユナイテッド株式会社は、第2四半期末と期末の年2回、配当を実施しています。当第3四半期では、第2四半期末配当が1株当たり23円、第3四半期末配当が24円と、前期に比べ増額となっています。
今後の展望
ユナイテッド株式会社は、今後の成長に向けて投資事業、教育事業、人材マッチング事業、アドテク・コンテンツ事業の4つのコア事業に注力していく方針です。スタートアップ企業への投資を通じた成長戦略や、デジタル人材の育成と活用、広告関連サービスの強化などに取り組んでいきます。引き続き、収益性と成長性の向上に努めていくことが期待されます。
編集部のまとめ
ユナイテッド株式会社は、投資事業や教育事業などが業績の柱となっており、当第3四半期も堅調な売上高と利益を確保しました。ただし、のれんの減損損失により親会社株主に帰属する純利益は減少しています。財務面では、総資産が減少したものの、現金預金の積み増しと配当の増額など、健全な経営状態が続いていると評価できます。今後も、4つのコア事業の強化による持続的な成長が期待されます。
ユナイテッド株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ユナイテッド株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期の決算期間は2023年10月1日から12月31日までの3ヶ月間です。 配当は年2回、第2四半期末と期末に実施しており、当第3四半期では1株当たり23円と24円と増額になっています。今後も安定した配当政策が期待できそうです。