エコナックホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期決算がリリースされました。温浴事業の好調な実績を背景に、売上高、営業利益ともに前年同期比で大幅な増収増益となりました。新しい西麻布店の出店も寄与し、企業全体としても健全な業績を収めることができました。今後も温浴事業を中心として順調な業績拡大が期待されます。
企業情報
企業名: エコナックホールディングス株式会社
証券コード: 35210
決算期: 3月期
エコナックホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
エコナックホールディングス株式会社の決算期は3月期となっています。年4回の四半期決算を公表しており、今回は2023年12月期第3四半期(2023年4月1日~2023年12月31日)の決算内容となります。
主な事業
エコナックホールディングス株式会社は、温浴事業と不動産事業を展開しています。温浴事業では、東京都新宿区の「テルマー湯 新宿店」や、2023年4月に新規オープンした東京都港区の「テルマー湯 西麻布店」を運営しています。不動産事業では、東京都港区の「エコナック西麻布ビル」の賃貸管理を行っています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第3四半期の業績は、売上高1,396,451千円、営業利益109,578千円、経常利益105,625千円、親会社株主に帰属する四半期純利益38,195千円と、前年同期に比べて大幅な増収増益となりました。特に温浴事業の業績が好調で、同事業の売上高は前年同期比35.8%増加しています。
売上・利益の推移
エコナックホールディングス株式会社は、2023年12月期第3四半期において過去最高の売上高1,396,451千円を記録しました。この背景には、温浴事業の業績拡大があり、同事業の売上高は前年同期比35.8%も増加しています。利益面では、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のいずれも大幅な増加を果たしており、企業収益が大きく改善されています。
四半期連結貸借対照表について
エコナックホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期連結貸借対照表は、しっかりとした財務基盤を示しています。総資産は5,975,052千円、負債は1,304,445千円、純資産は4,670,607千円となっており、自己資本比率は78.2%と極めて健全な水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、流動資産1,234,703千円、固定資産4,740,348千円となっています。流動資産は前期末に比べ30,000千円増加し、固定資産は163,577千円減少しています。これは主に、有形固定資産の減少によるものです。
負債の部
負債の部では、流動負債440,253千円、固定負債864,191千円となっています。前期末に比べ流動負債は42,876千円減少し、固定負債は128,618千円減少しています。有利子負債の返済が順調に進んでいることがうかがえます。
純資産の部
純資産の部では、株主資本4,651,597千円、その他の包括利益累計額19,010千円となっています。前期末に比べ株主資本は37,895千円増加しており、健全な財務状態が維持されています。
ROAとROE
エコナックホールディングス株式会社のROA(総資産経常利益率)は1.8%、ROE(自己資本当期純利益率)は0.8%となっています。前年同期と比較して、ROAは大幅に改善されており、企業の収益力が高まっていることがわかります。一方でROEは低い水準にあり、今後の収益力の向上やさらなる財務体質の強化が課題といえます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローが229,573千円のプラスとなり、投資活動によるキャッシュ・フローは159,390千円のマイナスとなりました。財務活動によるキャッシュ・フローは37,668千円のマイナスとなっています。全体として現金及び現金同等物の期末残高は1,117,235千円となり、手許流動性は良好に推移しています。
配当の支払額
エコナックホールディングス株式会社は、配当を実施していないため、当第3四半期連結累計期間での配当の支払いはありません。今後の業績動向や株主還元のあり方などを注視する必要があります。
今後の展望
エコナックホールディングス株式会社は、温浴事業を中核にした事業展開を続けていく方針です。新規出店の「テルマー湯 西麻布店」の収益拡大に加え、既存の「テルマー湯 新宿店」の順調な集客も続いており、温浴事業全体の業績拡大が期待されます。今後も事業基盤の強化や新たな収益源の創出に向けて、積極的に取り組んでいくことが予想されます。
編集部のまとめ
エコナックホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、温浴事業の好調な業績を背景に、売上高、営業利益ともに大幅な増収増益となりました。とりわけ新規出店の「テルマー湯 西麻浜店」の開設が奏功し、企業全体の収益力が高まっています。今後も温浴事業を中心に順調な業績拡大が期待されるほか、さらなる財務体質の強化にも取り組んでいくことが重要です。
エコナックホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
エコナックホールディングス株式会社の決算期は3月期となっており、年4回の四半期決算を公表しています。過去の配当実績はありませんが、今後の業績や株主還元のあり方に注目が集まるでしょう。企業の収益力と財務体質の改善が進む中、同社の更なる成長が期待されます。