ニュースの要約
- AIに悩みを相談したことがある人の割合は78.3%、週1回以上の活用は47.3%。
- 女性のほうが男性に比べて、AIに悩みを相談したことがある人が約5%程度多い。
- 女性は「悩み全般の相談に乗ってほしい」「愚痴を聞いてほしい」「話し相手になってほしい」などの回答が多く、「話し相手としてのAI」を求めている。
概要
研修後の実践をサポートする「研修定着AI」を提供するシェルパス株式会社は、会社員・公務員として働く男女700名を対象に「AIに相談することに関する意識調査」を実施しました。
調査結果によると、AIに悩みを相談したことがある人の割合は約8割の78.3%に上り、週1回以上の活用も47.3%に達しています。男女別に見ると、女性のほうが男性に比べて、AIに悩みを相談したことがある人が約5%程度多いことがわかりました。
また、「愚痴やストレスなどの悩み」「資産管理や健康管理などの相談」「キャリアプランや転職・副業の相談」など、プライベートな相談をする割合が28.1%と高く、仕事のスキルや進め方に関する相談(31.4%)に次いで多いという結果でした。特に女性は「悩み全般の相談に乗ってほしい」「愚痴を聞いてほしい」「話し相手になってほしい」などの回答が多く、「話し相手としてのAI」を重宝していることがわかりました。
加えて、人財育成研修の講師をAIが担うことについては前向きな回答が49.3%程度でしたが、研修の定着にAIに相談することに対しては71.3%が前向きな回答となり、AIが人財育成の一部を担うことに対して肯定的な評価を示しています。さらに、「仕事の人間関係の悩みを相談することについて」も過半数の63.1%が積極的に捉えている結果でした。男女別に見ると、良いと思うと回答した割合は女性が70.0%と男性の55.5%に比べて14.5%高い結果になりました。
編集部の感想
編集部のまとめ
シェルパス:男女で活用方法に差。「話し相手としてのAI」という存在についてまとめました
今回のシェルパスの調査結果から、AIに悩みを相談する人が非常に多いことがわかりました。特に興味深いのは、男女で活用方法に差があるという点です。女性は「悩み全般の相談に乗ってほしい」「愚痴を聞いてほしい」「話し相手になってほしい」といった要望が多く、まさに「話し相手としてのAI」を求めている様子がうかがえます。一方で男性は、仕事やスキルに関する相談が多いようです。
また、人間関係の悩みをAIに相談することについても前向きな意見が多数を占めていることは注目に値します。AIならではの客観性や広い視野から適切なアドバイスが期待できるのかもしれません。一方で、感情の機微を理解できない点や、情報漏洩への不安も指摘されていました。
これからの時代、AIがコミュニケーションツールとして活用されていくことは間違いありません。特に女性の支持を得られるような、使いやすいAIアシスタントの登場が期待されるところです。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000152474.html