ニュースの要約
- トヨタ自動車が総合首位に復活
- パナソニックが2位に、サントリーが3位に入賞
- トヨタは全部門で1位、環境対策が高評価
概要
日経BPは10月3日、企業のESG(環境・社会・企業統治)活動に対するイメージを調べた「第6回ESGブランド調査」の結果を発表しました。
トヨタ自動車が総合首位に復活し、2位にパナソニック、3位にはサントリーが入りました。トヨタは第4回に続き2度目の全部門1位を獲得しました。特に環境部門のスコアが高く、「気候変動問題への対応」「省エネや再生可能エネルギーの利用」「従業員の環境教育」などで高評価を得ています。
パナソニックは昨年の9位から順位を上げ、全部門で高順位を維持しました。「省エネの推進」「リモートワークの推進」「法令順守」などが高評価の要因となりました。
サントリーも昨年の10位から3位に上昇し、特に環境部門で2位の評価を得ています。「大気や水、土壌の汚染抑制」「自然保護、生物多様性の保全」が高評価だったようです。
この調査結果の詳細は、11月号の「日経ESG」誌で特集されるとのことです。
編集部の感想
編集部のまとめ
日経BP「第6回ESGブランド調査」:トヨタが首位に復活、全部門で1位にについてまとめました
今回の日経BP「第6回ESGブランド調査」では、トヨタ自動車がEvaluation、Social、Governance、Integrity(誠実さ)の全部門で1位を獲得するなど、大きな注目を集めました。型式指定問題の影響で1年前は総合6位まで順位を落としていたトヨタが、見事に完全復活を遂げた形となりました。
特に環境部門での高評価が目立ち、「気候変動問題への取り組み」「省エネや再生可能エネルギーの推進」「従業員の環境教育」など、ESG経営への強い姿勢が消費者から高く評価されたようです。
同じく上位入賞したパナソニックやサントリーも、全部門で好成績を収めており、大手企業のESG経営への取り組みが着実に進展しているのが分かります。加えて、調査対象が560社と広範囲にわたっていることから、消費者の目線でESG経営への関心が高まっているのも興味深い結果と言えるでしょう。
今後も企業のESG経営への取り組みが注目されていくことが予想されますが、消費者目線での評価も重要になってくると考えられます。トヨタやパナソニック、サントリーなどが先行して高い評価を受けていることから、ESG経営の推進とブランディングの両立が企業の重要な課題になっていくと言えるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000234.000041279.html