ニュースの要約
- 愛知県半田市の電気計装工事会社トライグロースが、防爆電気設備・防爆計装エンジニアリング事業を展開する昭和アステックホールディングスに譲渡された
- トライグロースの創業者である二本木英一氏は70歳を迎え、後継者不在の課題を抱えていたため、M&Aを検討した
- 両社の事業内容が補完し合うことから、譲受先の昭和アステックホールディングスと成約に至った
概要
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社は、愛知県半田市で電気計装工事業を営む株式会社トライグロースと、石油精製・石油化学プラントの防爆電気設備・防爆計装エンジニアリングを主力に業務展開する東京都港区の昭和アステックホールディングス株式会社のM&Aを仲介しました。
株式会社トライグロースは、発電設備や化学プラントなどの電気計装工事を手がけ、20年以上にわたり社会インフラを支えてきた会社です。創業者の二本木英一氏は、70歳を迎えるにあたり後継者不在の課題を前に、会社と従業員の将来を見据えてM&Aを検討しました。数社との面談を経て、事業内容や理念に強い親和性を持つ昭和アステックホールディングス株式会社との出会いが転機に。両社の技術領域は重なりつつも顧客層が異なり、相互補完による成長が期待できる点が決め手となり、成約に至りました。誠実な姿勢と「人を大切にする」価値観の一致が、二本木氏に”会社を託す安心感”をもたらしたM&Aとなりました。
編集部の感想
編集部のまとめ
M&Aキャピタルパートナーズ:電気計装工事会社トライグロースと防爆電気設備・防爆計装エンジニアリング事業展開の昭和アステックホールディングスのM&Aを支援についてまとめました
今回のM&A事例は、事業承継の課題を抱える中小企業にとって、M&Aが有効な選択肢となりうることを示しています。創業者の二本木氏は、会社と従業員の将来を見据えて、自社の事業内容や理念に親和性の高い譲受先を慎重に選定しました。その結果、両社の技術領域は重なりつつも顧客層が異なるため、相互補完による成長が期待できる昭和アステックホールディングスとの成約に至りました。また、二本木氏が「人を大切にする」という譲受先の価値観を共有できた点にも、強い安心感と信頼感を感じられます。中小企業の事業承継においては、単なる企業価値の最大化だけでなく、創業者の想いや従業員の雇用継続など、様々な要素を考慮して最適な譲受先を見つけることが重要だと、この事例から学ぶことができます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000431.000051639.html