この度、ファミリーレストラン大手の株式会社フライングガーデンの決算報告が発表されました。2023年12月期第3四半期累計期間は、売上高が前年同期比8.6%増の5,806,986千円と、業績が堅調に推移しています。新商品の販売や政府の光熱費支援策により、経常利益は4.0%増と収益性も改善されています。
企業情報
企業名: 株式会社フライングガーデン
証券コード: 33170
決算期: 3月期
株式会社フライングガーデンの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社フライングガーデンの決算は3月31日が基準日となっています。3月期の決算は通常6月中旬に行われます。また、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日が基準日で、2カ月以内に発表されます。
主な事業
株式会社フライングガーデンは、ファミリーレストラン事業を主力としています。全国に58店舗を展開し、主にハンバーグなどのメニューを提供しています。また、自社商品の製造・販売も行っており、総合的な外食産業企業として事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の業績は、売上高5,806,986千円(前年同期比8.6%増)、営業利益474,340千円(同32.5%増)、経常利益491,382千円(同4.0%増)と、増収増益となりました。利益率も経常利益率8.5%と改善されています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績推移を見ると、2023年3月期は売上高7,236,082千円、営業利益291,722千円を計上しました。前年同期と比べ、売上高は8.0%増、営業利益は18.2%増と、着実な業績回復が確認できます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社フライングガーデンの当第3四半期会計期間末の財務状況は、総資産4,336,662千円と前期末から355,156千円増加しました。また、純資産は2,904,643千円と前期末から314,456千円増加し、自己資本比率は67.0%と高い水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,537,705千円と前期末から191,270千円増加しました。また、有形固定資産も1,471,030千円と前期末から118,941千円増加しています。
負債の部
負債の部では、未払金が396,047千円と前期末から93,014千円増加しました。一方で、未払法人税等は47,752千円と前期末から55,104千円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が1,834,987千円と前期末から314,610千円増加しました。これは四半期純利益の計上による増加です。
ROAとROE
株式会社フライングガーデンのROA(総資産利益率)は8.1%、ROE(自己資本利益率)は12.1%となっています。前期と比べROAは0.1ポイント上昇、ROEは0.9ポイント上昇しており、収益性の改善が進んでいることがわかります。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが296,912千円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが△144,807千円、財務活動によるキャッシュ・フローが△60,869千円となっています。全体としては191,270千円の増加となり、財務体質の強化が進んでいます。
配当の支払額
株式会社フライングガーデンは、年1回の期末配当を実施しています。2023年3月期の配当金は1株当たり25.0円でした。また、2024年3月期の配当予想は1株当たり30.0円と、前期比20%増となる見通しです。
今後の展望
今後の事業環境は、人件費や原材料価格の上昇などの影響が続くことが予想されますが、株式会社フライングガーデンは新商品の投入やコストコントロールの強化に取り組むことで、収益性の維持・向上を目指しています。また、店舗ネットワークの拡大によるシェア拡大にも期待がかかっています。
編集部のまとめ
株式会社フライングガーデンは、ファミリーレストラン事業で安定的な業績を維持しており、直近の四半期決算でも増収増益を達成しています。食品価格高騰の影響はあるものの、新商品投入やコスト管理の強化により収益性を確保しています。今後も店舗ネットワークの拡大と収益力強化に期待が寄せられます。
株式会社フライングガーデンの決算日や配当についてまとめました。
株式会社フライングガーデンの決算は3月31日が基準日で、6月中旬に発表されます。また、年1回の期末配当を実施しており、2023年3月期は1株当たり25.0円、2024年3月期は30.0円と増配となる見通しです。安定的な収益基盤を背景に、株主還元も強化が期待されます。