ニュースの要約
- 旭日電気工業がAI積算ツールを導入し、積算業務の大幅な効率化を実現
- 東京大学発のスタートアップ企業と協働し、図面から部材数を自動抽出するツールを活用
- 工数を80%削減し、年間数万時間規模の業務効率化を見込む
概要
旭日電気工業株式会社は、電気設備工事分野における生産性向上と人材不足解消を目的に、東京大学発のスタートアップ企業である株式会社Prefabが開発したAI積算ツールを導入することを発表しました。
電気設備工事の積算業務には膨大な工数とコストがかかっており、特に図面から部材数を算出する「拾い作業」は人の手作業で行われており、高度な専門知識と正確な見積もりが求められていました。
今回導入したAI積算ツールは、電気設備工事の図面をアップロードするだけで、照明やコンセント、配線といった部材の数量を自動で抽出し、材料表を生成することができます。これにより、従来人手で行っていた拾い作業を大幅に効率化でき、積算業務全体の生産性向上につながります。
試算では工数を80%削減でき、年間で数万時間規模の削減効果が見込まれるとのことです。これにより、担当者は積算内容の妥当性確認や工法の判断といった、より付加価値の高い業務に専念することが可能となり、業務効率化と積算精度向上の両立を実現できると期待されています。
今後は、幹線や弱電設備など、図面上のすべての部材の拾い作業へと対応範囲を順次拡大していく予定です。また、Prefab社との連携をさらに深め、積算業務を含めた社内業務全般の効率化を一層推進していくとのことです。
編集部の感想
編集部のまとめ
AI積算ツール:旭日電気工業、AI積算ツールを導入し積算業務の大幅な効率化を実現についてまとめました
旭日電気工業は、東京大学発のスタートアップ企業Prefabが開発したAI積算ツールを導入し、電気設備工事の積算業務の大幅な効率化を実現することができました。
従来は人手で行っていた図面の「拾い」作業を自動化し、工数を80%削減できることが大きな特徴です。これにより、担当者はより付加価値の高い業務に専念できるようになり、業務効率化と積算精度向上の両立が期待されています。
今後はAIの対応範囲を順次拡大していく計画で、さらなる業務の効率化が期待できます。また、Prefab社との連携を深めながら、積算業務以外の業務全般の効率化にも取り組んでいくことで、建設業界全体の生産性向上につなげていきたいと考えています。
AI技術の積極的な活用によって、これまで人手に頼らざるを得なかった業務を効率化できるようになったことは、建設業界にとって大きな前進だと言えるでしょう。今後の展開にも大いに期待が持てる内容となっています。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000168265.html