株式会社紀陽銀行の第214期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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株式会社紀陽銀行の2023年度第3四半期決算が発表されました。 前年同期比では、経常収益が減少する一方、経常費用が増加し、経常利益と親会社株主に帰属する四半期純利益が減少しています。しかし、貸出金残高は前期末比で1,775億円増加するなど、総体的に良好な決算内容だと言えるでしょう。

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企業情報

企業名: 株式会社紀陽銀行
証券コード: 83700
決算期: 3月期

株式会社紀陽銀行の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社紀陽銀行の決算日は3月31日で、第3四半期累計期間は2023年4月1日から2023年12月31日までの期間となります。

主な事業

株式会社紀陽銀行は、銀行業務を中心とした企業グループです。銀行業務のほかに、リース業務、クレジットカード業務、プログラム作成・販売、計算受託業務などを行っています。紀陽フィナンシャルグループの中核をなす企業で、和歌山県を地盤に近畿圏を中心に事業展開しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、経常収益が61,426百万円と前年同期比で13.46億円減少しました。一方、経常費用は46,198百万円と前年同期比で32.27億円増加しました。この結果、経常利益は15,228百万円と前年同期比で45.72億円減少し、親会社株主に帰属する四半期純利益は10,065百万円と前年同期比で39.02億円減少しました。

売上・利益の推移

直近の決算では、貸出金利息や役務取引等収益が増加したものの、有価証券利息配当金や株式等売却益が減少したことで、経常収益は前年同期比で減少しています。一方で、資金調達費用や営業経費が増加したことで経常費用も増加し、結果として経常利益と親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比で減少しました。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点での連結総資産は5兆7,441億円と、前期末比で2,607億円増加しました。この内訳として、貸出金が3兆7,707億円と前期末比で1,775億円増加しています。一方、負債総額は5兆5,173億円となり、前期末比で2,577億円増加しています。

資産の部

資産の部では、現金預け金が9,822億円有価証券が8,614億円となっています。このうち、貸出金が3兆7,707億円と、全体の65.7%を占めています。前期末比では、貸出金が大幅に増加しているのが特徴的です。

負債の部

負債の部では、預金が4兆6,284億円譲渡性預金が553億円となっています。これら預金・譲渡性預金が合計4兆6,838億円と、負債総額の84.7%を占めています。

純資産の部

純資産の部では、株主資本が2,378億円その他の包括利益累計額が△120億円となっています。自己資本比率は3.93%と、健全な水準を維持しています。

ROAとROE

紀陽銀行のROA(総資産経常利益率)は0.35%、ROE(自己資本当期純利益率)は5.86%となっています。前年同期と比較すると、ROAは0.21ポイント低下、ROEは2.42ポイント低下となりました。これは、経常収益の減少と経常費用の増加による経常利益の減少が主な要因です。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フロー▲38,370百万円投資活動によるキャッシュ・フロー▲7,530百万円財務活動によるキャッシュ・フロー▲2,959百万円と、全体としては前年同期と比べて減少傾向にあります。これは、貸出金の増加預金の増加配当金の支払などが影響しています。

配当の支払額

当第3四半期連結累計期間の配当金の支払額は、2023年6月に1株20円、2023年12月に1株25円の中間配当を行っており、合計で1,955百万円の配当を実施しています。前年同期と比べると、1株当たりの配当金は5円増加しています。

今後の展望

今後の展望としては、中小企業向け貸出の増加預金の増加などが業績拡大につながると考えられます。一方で、資金調達コストの上昇株式等売却益の減少などが課題となっています。引き続き、地域密着型金融の深化や収益力の強化に取り組んでいく方針です。

編集部のまとめ

株式会社紀陽銀行の2023年度第3四半期決算は、経常収益の減少と経常費用の増加により、経常利益と四半期純利益が前年同期比で減少しました。しかし、貸出金やその他の資産が順調に増加しており、財務体質の健全性も保たれています。今後も地域に密着した銀行として、中小企業支援や資金供給など地域経済の活性化に寄与していくことが期待されます。

株式会社紀陽銀行の決算日や配当についてまとめました。

株式会社紀陽銀行の決算日は3月31日で、第3四半期は2023年4月1日から2023年12月31日までの期間となっています。また、配当については、年2回の中間配当を行っており、当期は1株20円と1株25円の合計45円の配当を実施しています。今後も安定的な配当を維持していくことが期待されます。

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