ニュースの要約
- 三菱UFJ信託銀行がセキュリティトークン(ST)社債形式で国内公募無担保劣後社債を発行する
- これは国内銀行セクターでも初の取り組みとなる
- デジタルアセット領域への挑戦を通じて、MUFGはさらなるデジタル金融市場の発展に貢献していく
概要
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、「株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第1回期限前償還条項付無担保セキュリティトークン社債(実質破綻時免除特約および劣後特約ならびに譲渡制限付)」の発行を準備しており、本日関東財務局長に訂正発行登録書を提出した
本ST社債はバーゼルIII規制で求められる自己資本として算入される予定で、国内銀行セクターとしても初の取り組みとなる見込みである
MUFGは、健全な資本運営の一環として、これまでも多くの個人投資家さまおよび機関投資家さまからバーゼルIII規制に対応するTier2劣後社債の発行にご支援をいただいてきた
今後も安定した資本運営が必要となる中で、より幅広い投資家の皆さまからMUFGの資本調達に対するご理解とご関心をお持ちいただくことを目的として、ST社債の発行を決定した
本邦のデジタルアセット市場は官民双方の後押しを受け、急速に整備・拡大が進んでおり、MUFGがST社債を発行することは、本邦資本市場のさらなる発展につながるものと認識している
MUFGは、本ST社債の商品開発、発行、販売までをグループ一体となって完遂することで、本邦デジタル金融市場のさらなる発展に今後とも貢献していく
編集部の感想
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三菱UFJ信託銀行がセキュリティトークン社債を発行するのは、時代の流れを反映した大きな一歩だと感じます。
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国内銀行として初の取り組みとなるだけに、デジタルアセット市場の発展に向けたMUFGの意気込みが感じられます。
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多様化するニーズに応える新しい商品開発に期待が高まります。
編集部のまとめ
セキュリティトークン(ST)社債:三菱UFJ信託銀行株式会社による国内公募無担保劣後社債の発行についてについてまとめました
三菱UFJ信託銀行が、セキュリティトークン(ST)社債形式での国内公募無担保劣後社債の発行を準備しているという大きなニュースです
これは国内銀行セクターでも初の取り組みとなるものであり、デジタルアセット領域への挑戦を通じて、MUFGがさらなるデジタル金融市場の発展に貢献していくことが期待されます
「健全な資本運営」と「多様化する顧客ニーズへの対応」という二つの大きな目的の下、MUFGは本ST社債の発行を決定したものと考えられます
これまでTier2劣後社債の発行でMUFGを支えてきた投資家の皆さまに対しても、より幅広い投資家層からの理解と支持を得られるよう、ST社債の発行が企図されているようです
ST社債の発行は、本邦デジタルアセット市場の一層の発展にもつながると位置づけられているのも興味深い点です
今後、MUFGグループが一体となって本ST社債の商品開発、発行、販売を完遂することで、デジタル金融市場のさらなる進化が期待されます
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000258.000036656.html