ニュースの要約
- 管理職の課題は年代によって変化し、組織に大きな影響を与えている
- 20代・30代の管理職は目標達成に向けたチームマネジメントが課題
- 40代・50代の管理職はチームビルディングや部下育成が重要な課題
概要
企業向けの教育研修事業と採用支援事業を展開する株式会社ジェイックは、「年代別管理職の課題と組織に与える影響」についてアンケート調査を実施しました。
その結果、管理職の課題は年代によって大きく変化していることが明らかになりました。20代・30代の若手管理職は業績や成果に直結する計画力や実行力といったスキルへの課題感が強く、40代・50代の中堅層では、それに加えて、チームを束ねる力や部下育成への課題感が強まる傾向が見られました。さらに60代管理職では、課題が多様化・個別化している様子がうかがえます。
また、管理職の課題が組織に及ぼす影響についても調査。約7割の企業が何らかの影響を感じており、特に管理職の計画力や実行力の問題は短期および長期的な業績悪化につながる可能性が示されました。一方、部下の心理的な面でも、モチベーションやエンゲージメントの低下につながるリスクが指摘されています。
編集部の感想
編集部のまとめ
PR TIMES:年代別管理職の課題と組織に与える影響を調査についてまとめました
今回の調査では、管理職の課題が年代によって大きく異なることが明らかになりました。若手管理職は業績や成果に直結するスキルが課題なのに対し、中堅層ではチームをまとめる力や部下育成が重要になってくる、といった具合です。さらに組織への影響も大きいとのことで、企業にとっては管理職の育成が喫緊の課題だと言えるでしょう。
特に人手不足や働き方改革など、職場環境が大きく変化する中で、管理職には従来とは異なるスキルが求められるようになっています。従来型の指示や命令による管理ではなく、多様な価値観を持つ部下を心理的に支え、チームの力を最大限に引き出すような能力が重要になってきているのが現状のようです。
企業は管理職の年代や役割に合わせた育成プログラムを提供することで、個々の課題解決とともに、組織全体の持続的な成長につなげていくことが求められるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000382.000060461.html