株式会社カワタの第75期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社カワタの2023年12月期第3四半期決算は大幅な増収増益となりました。EV関連の好調な売上や大型案件の寄与により、売上高が36.0%の大幅増加を果たしたのです。利益面でも営業利益が前年同期比で164.0%も増加し、経常利益も103.1%の伸びを示しました。強固な経営基盤に支えられた業績拡大により、株主還元にも期待が高まっています。

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企業情報

企業名: 株式会社カワタ
証券コード: 62920
決算期: 3月31日決算

株式会社カワタの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社カワタの決算期は3月31日で、通常4月初旬に期末決算の四半期報告書を公表しています。また、9月、12月、3月の各四半期にも四半期報告書を提出しています。株主への配当は、中間配当と期末配当の年2回行っています。

主な事業

株式会社カワタは、プラスチック成形関連機械の製造・販売を主な事業としています。射出成形機、ブロー成形機、熱可塑性樹脂の供給システムなどの製品を、自動車、電機、電子、医療、食品、化粧品等の幅広い業界に提供しています。近年ではEV関連やスマートフォン、VR用レンズなどの新分野にも注力しており、事業領域の拡大に努めています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の売上高は181.9億円と前年同期比で36.0%の大幅増加となりました。収益面でも営業利益は8.1億円と前年同期比で164.0%の大幅増益、経常利益は8.7億円と103.1%の大幅な増益を果たしています。利益率も、売上総利益率が24.9%と若干悪化したものの、経常利益率は4.8%と着実に改善しています。

売上・利益の推移

直近の3年間を見ると、売上高は毎年増加傾向にあり、2023年3月期は188.3億円と過去最高を更新しました。利益面でも、経常利益は2022年3月期の4.3億円から2023年3月期には8.4億円と大幅に増加しています。この勢いを受け、当第3四半期では売上高が181.9億円、経常利益が8.7億円と好業績を残しています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月31日時点の総資産は268.7億円と前期末比で17.1億円増加しています。これは主に受取手形、売掛金及び契約資産が増加したことによるものです。一方、負債合計は144.2億円と前期末比10.1億円増加し、純資産は124.5億円と6.9億円増加しています。

資産の部

流動資産は201.3億円と前期末比10.9億円増加しました。現金及び預金は減少したものの、受取手形、売掛金及び契約資産が増加したことが主な要因です。固定資産は67.4億円と前期末比6.1億円増加しており、建物及び構築物の増加が主な理由です。

負債の部

流動負債は101.1億円と前期末比6.1億円増加しました。これは主に支払手形及び買掛金、短期借入金の増加によるものです。固定負債は43.1億円と前期末比4.0億円増加しており、長期借入金の増加が主な要因です。

純資産の部

純資産合計は124.5億円と前期末比6.9億円増加しました。利益剰余金、為替換算調整勘定が増加したことが主な要因です。自己資本比率は前期末の45.8%から45.5%と若干低下しましたが、依然として健全な財務体質を維持しています。

ROAとROE

株式会社カワタのROAは前期3.4%から3.2%に低下しましたが、依然として良好な水準を維持しています。一方、ROEは前期4.9%から4.6%に低下傾向にあります。これは主に利益率の低下と自己資本の増加によるものと考えられます。ただし、収益力の改善や自己資本の活用など、収益性と資本効率の向上に取り組んでいることから、今後のさらなる改善が期待できそうです。

キャッシュフロー

株式会社カワタの営業活動によるキャッシュ・フローは10.6億円の収入を計上しています。これは主に税金等調整前四半期純利益の増加によるものです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは6.1億円の支出となりました。これは主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは4.7億円の支出となっています。全体としては現金及び預金は2.6億円減少しましたが、依然として手元流動性は高い水準を維持しています。

配当の支払額

株式会社カワタは、中間配当と期末配当の年2回の配当を行っています。当第3四半期では、1株当たり20円50銭の中間配当を実施しました。前期は年間41円の配当でしたが、当期は予定していた年間配当金額を前倒しで支払っています。今後も株主還元の充実に努める方針です。

今後の展望

株式会社カワタは、EV関連や5G、IoT、AIなどの成長分野に注力しつつ、自動車、電機、電子、医療、食品、化粧品などの既存の得意分野でのシェア拡大にも注力しています。また、品質向上、納期の確保、新製品開発などに取り組み、競争力の強化にも力を入れています。足元の経済環境が不透明な中でも、強固な経営基盤を活かしてさらなる成長を目指していきます。

編集部のまとめ

株式会社カワタの2023年12月期第3四半期決算は、大幅な増収増益となりました。EV関連やスマートフォン、VRなどの新分野の伸長と、前期に受注した大型案件の寄与により、売上高は過去最高水準を達成しています。利益面でも着実な改善が見られ、株主還元の充実にも期待が高まっています。今後も成長分野への注力と競争力強化に取り組み、持続的な業績拡大を目指していくことが期待されます。

株式会社カワタの決算日や配当についてまとめました。

株式会社カワタは3月31日を決算日とし、中間配当と期末配当の年2回の配当を行っています。足元の業績は好調で、収益力の改善や株主還元の充実にも取り組んでいる企業です。今後の成長に注目していきたいと思います。

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