愛三工業株式会社の第122期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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自動車部品大手の愛三工業株式会社の決算については、好調な業績が確認できました。新型コロナの影響や半導体不足で自動車製造が一時落ち込んでいましたが、回復基調にあることが分かります。

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企業情報

企業名: 愛三工業株式会社
証券コード: 72830
決算期: 2023年12月期

愛三工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

愛三工業株式会社の決算は3月期と12月期の年2回行われています。第3四半期では、2023年12月31日が決算期末となっています。

主な事業

愛三工業は自動車部品の製造販売を主な事業としています。燃料系部品やエンジン関連部品、排出ガス制御系部品といった自動車用の重要部品をグローバルに供給しています。自動車メーカーの生産ラインを支える重要な役割を果たしています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の売上高は233,425百万円と、前年同期比35.4%増加しました。利益面でも、営業利益は14,661百万円(前年同期比56.2%増)、経常利益は15,959百万円(前年同期比52.6%増)と、大幅な増益となっています。この背景には、自動車生産の回復や持続的な需要増があると考えられます。

売上・利益の推移

過去3年間の連結業績を見ると、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のすべてにおいて増加基調にあります。特に当期の業績は前年同期と比べ大幅な伸びを示しており、企業の成長力が窺えます。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の連結貸借対照表を見ると、総資産は248,886百万円と、前期末比23,123百万円増加しています。これは現金及び預金の増加や為替換算による海外子会社資産の増加などが要因です。

資産の部

流動資産は144,069百万円と前期末比22,743百万円増加しています。これは現金及び預金の増加や受取手形及び売掛金の増加などによるものです。固定資産は104,816百万円と前期末比380百万円増加しています。

負債の部

負債合計は123,492百万円と前期末比8,112百万円増加しています。これは主に支払手形及び買掛金の増加によるものです。

純資産の部

純資産合計は125,393百万円と前期末比15,010百万円増加しています。利益剰余金の増加や為替換算調整勘定の増加などが主な要因です。

ROAとROE

当期のROA(総資産経常利益率)は6.4%ROE(自己資本当期純利益率)は9.2%となっています。前年同期と比べ、ROA、ROEともに改善しており、企業の収益性や資本効率が高まっていることが分かります。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは17,155百万円の収入となっています。投資活動によるキャッシュ・フローは9,032百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは8,298百万円の支出となっています。全体としては、現金及び預金が15,574百万円増加しており、財務状況は良好だと評価できます。

配当の支払額

当期の1株当たり配当金は年間47円(うち中間配当27円)となっています。前年同期と比べて大幅に増加しており、株主還元の強化が図られていることが分かります。

今後の展望

自動車業界では半導体不足の影響が徐々に改善されつつあり、生産の回復が期待されています。そのため、愛三工業においても今後も堅調な業績が見込まれます。さらに、M&Aの活用や新技術開発にも取り組んでおり、中長期的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。

編集部のまとめ

愛三工業株式会社の決算は、売上高、利益ともに大幅な増加となっており、自動車業界の回復基調を背景に順調な業績が確認できました。財務面でも健全な状況にあり、株主還元も強化されています。今後も期待の持てる企業だと評価できます。

愛三工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

愛三工業株式会社は3月期と12月期の年2回決算を行っています。直近の12月期第3四半期では売上高233,425百万円、営業利益14,661百万円と好調な業績を収めています。また、1株当たりの年間配当金は47円と、前年度より大幅に増加しており、株主還元にも力を入れています。今後も、自動車業界の回復を背景に企業業績が拡大していくと期待されます。

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