ニュースの要約
- 横浜市立大学 梅村将就准教授の研究テーマ「”交流磁場で治す”脳腫瘍治療装置の開発」がGTIE「GAPファンドエクスプロールコース」に採択されました。
- 株式会社みらい創造インベストメンツが事業化推進機関として同テーマの事業化を支援します。
- この装置は既存治療法と比べて短時間照射で効果を示し、低コストでの治療が期待されています。
概要
今回、公立大学法人横浜市立大学 医学部循環制御医学の梅村将就准教授らの研究グループが開発する「”交流磁場で治す”脳腫瘍治療装置」が、科学技術振興機構(JST)の「大学発新産業創出基金スタートアップ・エコシステム共創プログラム」である Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE)の「GTIE GAPファンド エクスプロールコース第3 回(2025年2期)」に採択されました。
この交流磁場治療装置は、悪性脳腫瘍の中でも予後が悪い膠芽腫の治療を対象としています。既存の手術・放射線・化学療法に続く「第4の治療選択肢」として期待されており、短時間照射で効果を示し、かつ頭部の剃毛が不要で外来での治療が可能、さらに低コストという点で優位性があるとされています。
また、株式会社みらい創造インベストメンツがGTIE事業化推進機関として、技術の事業化、スタートアップ創業に向けて梅村准教授らをサポートしていきます。みらい創造インベストメンツは、同社の投資実績や大学発ベンチャー支援の取り組みが評価されて本役割を担うことになりました。
編集部の感想
編集部のまとめ
GAPファンドエクスプロールコース：横浜市立大学 梅村将就准教授の研究テーマが採択、みらい創造インベストメンツが事業化推進機関として支援についてまとめました
今回、横浜市立大学の梅村将就准教授らが開発中の「”交流磁場で治す”脳腫瘍治療装置」が、GTIE「GAPファンドエクスプロールコース」に採択されました。 この装置は、悪性脳腫瘍の中でも特に予後が悪い膠芽腫への治療を対象としており、既存の手術・放射線・化学療法に続く新たな治療法として期待されています。
特徴として、短時間の照射で効果を発揮し、頭部の剃毛が不要で外来治療も可能、さらに低コストという点で優位性があるとされています。 梅村准教授らの取り組みには大きな期待が寄せられており、今回の採択を受けて、事業化推進機関のみらい創造インベストメンツのサポートのもと、実用化に向けて着実に歩みを進めていくことが期待されます。
このような革新的な医療技術の開発は、難治性の脳腫瘍患者への新たな治療選択肢を提供し、患者の QOL 向上にも大きな役割を果たすことが期待されます。 今後の研究成果と事業化の動向に注目していきたいと思います。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000048803.html
