サイボー株式会社の2023年12月期第3四半期の決算報告が発表されました。売上高は8,293百万円と前年同期比6.5%の増加となりました。さらに親会社株主に帰属する四半期純利益は714百万円と大幅な増益を達成しています。主力のファッション事業や不動産活用事業が堅調に推移したことによるものです。
企業情報
企業名: サイボー株式会社
証券コード: 31230
決算期: 2023年12月期
サイボー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
サイボー株式会社の決算期は12月期です。第3四半期報告書は2024年2月9日に提出されました。
主な事業
サイボー株式会社は繊維事業と不動産活用事業を主要な事業としています。繊維事業では糸、生地、アパレル製品、アウトドア用品などを製造・販売しています。不動産活用事業では大型商業施設の賃貸や病院施設の運営などを手がけています。その他にゴルフ練習場事業やインテリア施工事業などにも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高8,293百万円、営業利益836百万円、経常利益1,065百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益714百万円と増収増益となりました。利益率では経常利益率が12.9%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
直近3期の業績を見ると、売上高は2023年3月期に10,182百万円と過去最高を記録しました。また、経常利益は2023年12月期第3四半期で1,065百万円と大幅に増加しています。主力事業の好調な推移によって、売上高・利益ともに堅調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月期第3四半期末の四半期連結貸借対照表では、総資産が42,251百万円、負債が23,325百万円、純資産が18,925百万円となっています。前期末比では資産は増加、負債は減少し、純資産が増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が3,197百万円、有形固定資産が29,657百万円、投資有価証券が5,473百万円となっています。前期末比では現金及び預金やすが増加しています。
負債の部
負債の部では、短期借入金が300百万円、長期借入金が12,816百万円となっています。前期末比では長期借入金が減少しています。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が15,313百万円、その他の包括利益累計額が1,250百万円となっています。前期末比では株主資本やその他の包括利益累計額が増加しています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は直近3期で2.6%→2.9%→2.5%と推移しています。ROE(自己資本利益率)は3.7%→3.9%→3.8%と安定的に推移しています。資本効率の高い経営を実現しているといえます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,650百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが220百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが1,058百万円の支出となっています。安定した事業活動によりキャッシュを生み出している状況です。
配当の支払額
当社は株主還元として、第2四半期末と期末の年2回配当を行っています。2023年12月期の配当金は、中間配当8円、期末配当8円(予想)で年間16円の配当を予定しています。着実な利益の積み上げにより、株主還元の強化にも注力しています。
今後の展望
サイボー株式会社は、繊維事業の販売力強化や不動産活用事業の安定収益の確保に取り組んでいきます。さらには、新規事業の開拓やコスト削減などにも注力し、持続的な成長と企業価値の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
サイボー株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、主力事業の健闘により増収増益を達成しました。安定収益基盤の確立と新規事業の開拓など、中長期的な企業価値向上への取り組みが期待されます。今後も株主還元の強化など、バランスの取れた経営戦略の展開が注目されます。
サイボー株式会社の決算日や配当についてまとめました。
サイボー株式会社の決算期は12月期で、第3四半期決算は2024年2月9日に発表されました。株主還元では、中間配当8円、期末配当8円(予想)を実施する予定で、年間16円の配当を計画しています。安定的な収益基盤と株主還元の強化に取り組むサイボー株式会社の動向に注目が集まっています。