この度の決算報告は、株式会社千葉興業銀行の財務状況を反映した大変良い内容となっています。経常収益や親会社株主に帰属する当期純利益が伸長し、財務体質も強化されている様子がうかがえます。今後も地域金融機関として、千葉県経済の発展に寄与し続けていくことを期待しましょう。
企業情報
企業名: 株式会社千葉興業銀行
証券コード: 83370
決算期: 2023年3月31日
株式会社千葉興業銀行の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社千葉興業銀行の決算日は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行っています。この四半期決算報告は2023年12月31日時点での決算内容となります。
主な事業
株式会社千葉興業銀行は、銀行業務を主体とした金融サービスを提供しています。預金・貸出業務のほか、リース事業、信用保証・クレジットカード事業などを展開しています。千葉県内を中心に事業を展開し、地域のお客様の課題解決に努めています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の業績は、経常収益が404億円、経常利益が84億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が60億円と、前年同期と比べて増加しています。また、自己資本比率は5.25%と健全な水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の 経常収益は51,303百万円、経常利益は9,671百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は6,477百万円と安定的に推移しており、収益力と財務体質の強化が図られています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社千葉興業銀行の四半期連結貸借対照表は、資産が3兆3,089億円、負債が3兆1,306億円、純資産が1,783億円となっています。健全な財務基盤を維持しつつ、事業展開を進めています。
資産の部
資産の部では、現金預け金が3,390億円、貸出金が2兆3,889億円、有価証券が5,122億円となっています。安定した資金運用を行い、中核事業である貸出業務を着実に推進しています。
負債の部
負債の部では、預金が2兆9,184億円、借用金が233億円となっています。顧客からの信頼に応える健全な資金調達を行っています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が621億円、利益剰余金が955億円となっています。自己資本の蓄積を着実に進めており、財務の健全性が高まっています。
ROAとROE
株式会社千葉興業銀行のROAは 0.27%、ROEは5.25%となっています。ROAは前年同期比で若干改善しており、ROEも安定した水準を維持しています。これらの指標は、企業の収益性と資本効率性を示す重要な指標ですが、株式会社千葉興業銀行は良好な状況にあると言えるでしょう。
キャッシュフロー
株式会社千葉興業銀行のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローがプラス40億円となっています。これにより、現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ77億円増加し、財務の安定性を維持しています。
配当の支払額
株式会社千葉興業銀行は、前期に続き当期も普通株式および各種優先株式に対し、安定的な配当を実施しています。これは株主還元の一環として行われており、企業価値の向上に向けた取り組みの一つといえるでしょう。
今後の展望
株式会社千葉興業銀行は中期経営計画「幸せデザイン 絆プロジェクト 2025」を掲げ、地域の発展と顧客の幸せの実現に向けて、様々な取り組みを実施しています。今後も地域に密着した金融サービスの提供を通じて、持続可能な成長を目指してまいります。
編集部のまとめ
株式会社千葉興業銀行は、安定した経営基盤を築き、地域に根差した金融サービスを提供し続けています。今回の決算報告では、収益力の向上や自己資本比率の改善など、良好な業績を示しています。今後も地域経済の発展に貢献しながら、持続可能な成長を遂げていくことが期待されます。
株式会社千葉興業銀行の決算日や配当についてまとめました。
株式会社千葉興業銀行の決算日は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行われています。また、同社は安定的な配当を実施しており、株主還元に力を入れています。今後も地域金融機関として、千葉県経済の発展に貢献していくことが期待されます。