株式会社エイジスの第47期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社エイジスの2023年12月期第3四半期決算報告が公開されました。売上高は前年同期比12.9%増の20,599百万円と好調な業績を示しています。主力のリテイルサービス事業は34.1%増と大きく伸びた一方、利益面では営業利益が26.7%減の1,076百万円と減益となりました。エイジスグループは「棚卸会社からリテイルサービス会社への事業転換」を進めており、この決算では新しい事業領域の成長が見られる良い結果だと言えるでしょう。

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企業情報

企業名: 株式会社エイジス
証券コード: 46590
決算期: 3月期

株式会社エイジスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社エイジスは3月決算の企業で、第3四半期決算の今回の決算は2023年12月31日が期末となっています。主要な株主総会や決算発表の時期は次のような年間スケジュールとなっています。

主な事業

株式会社エイジスは流通小売業向けの実地棚卸サービスやマーチャンダイジングサービスを主力事業としています。また近年はリテイル支援サービスの強化にも注力しており、製造業から流通小売業までの幅広い顧客に対するソリューション提供を目指しています。さらに海外展開の強化にも取り組み、アジア市場への事業拡大にも力を入れています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が20,599百万円と前年同期比で12.9%の増収となりました。一方で営業利益は1,076百万円と26.7%の減益となっています。営業利益率は5.2%となり、前年同期の8.1%から低下しています。これは主力のリテイルサービス事業の利益率が悪化したことが要因とのことです。

売上・利益の推移

エイジスの直近3年間の業績推移を見ると、売上高は26,063百万円と前期比で24.1%の増加、営業利益は1,158百万円と28.3%の減少となっています。営業利益率は前期の4.4%から今期は4.9%に改善しました。利益率は低下しているものの、全体としては売上が順調に伸びていることが分かります。

四半期連結貸借対照表について

エイジスの2023年12月期第3四半期末の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は26,328百万円となっています。前期末比では0.5%の減少となっています。一方の負債合計は3,900百万円と4.3%の減少、純資産合計は22,428百万円と0.2%の増加となっています。自己資本比率は84.9%と健全な財務体質を維持しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が13,366百万円と前期末比で17.3%減少しました。一方で企業買収によりのれんが2,098百万円計上されています。流動資産は17,838百万円、固定資産は8,490百万円となっています。

負債の部

負債の部では、未払金が2,580百万円と前期末比で14.4%増加しています。一方で法人税の支払によって未払法人税等が減少しています。流動負債が3,856百万円、固定負債が44百万円となっています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が24,881百万円と前期末比で0.3%増加しています。自己株式は3,710百万円となっています。株主資本合計は22,118百万円で、その他の包括利益累計額が245百万円となっています。

ROAとROE

エイジスのROA(総資産利益率)は2.8%、ROE(自己資本利益率)は3.3%となっています。前期と比べるとROAはほぼ横ばい、ROEは0.5ポイント低下しています。これは純利益の減少や自己資本の増加など財務状況の変化によるものです。今後の事業拡大と利益率の改善でROも高まることが期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,296百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローは3,108百万円のマイナスとなっています。これは主に企業買収に伴う支出が発生したためです。財務活動によるキャッシュ・フローは678百万円のマイナスでした。全体としてキャッシュ・ポジションは減少傾向にあります。

配当の支払額

エイジスは年間配当金を1株当たり80円と設定しており、第3四半期累計では673百万円の配当を実施しています。前期実績と同水準の配当を継続して実施しています。株主還元にも力を入れている企業といえるでしょう。

今後の展望

エイジスは今後3年間で売上高300億円、営業利益20億円を目標としています。リテイル支援サービスの強化や海外事業の拡大など、新たな成長領域への取り組みが奏功すれば、業績改善と収益力の向上につながると期待されます。ただし人件費や物流費などのコストプレッシャーも強く、収益性の向上が重要な課題とも言えます。

編集部のまとめ

株式会社エイジスの2023年12月期第3四半期決算は、売上高が好調だった一方で利益は減少するなど、業績に明暗があった結果となりました。リテイルサービス事業の拡大や海外事業の強化など、新たな成長への布石を打っている同社ですが、コスト面での課題も抱えています。今後の業績回復と収益性の向上に注目が集まります。

株式会社エイジスの決算日や配当についてまとめました。

株式会社エイジスは3月決算の企業で、第3四半期決算は2023年12月31日が期末となっています。年間配当は1株当たり80円と設定しており、第3四半期累計では673百万円の配当を実施しています。株主還元にも力を入れている企業といえるでしょう。

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