ニュースの要約
- 照明メーカー「ディクラッセ」が、ブランドコンセプトを「光が生み出す癒しの影をデザインする」から「あかりに、想いを描く。」に刷新
- 新しいコンセプトは「デザインスケッチを描く」「くつろぎの空間を描く」「暮らしに物語を描く」の3つの意味を込めたもの
- デザイナーの遠藤道明とその息子shun endoが、心地よい暮らしを提案するため、光と影のデザインにこだわっている
概要
照明メーカー「ディクラッセ」は、このたびブランドコンセプトを刷新し、新たに「あかりに、想いを描く。」を掲げることを発表しました。
これまでディクラッセは「光が生み出す癒しの影をデザインする」というコンセプトのもと、木漏れ日の照明や空と大地の境界のようなオーロラを表現した商品を手がけてきました。しかし、60年の歴史を持つ同社は、今回のコンセプト変更によってさらに「家での暮らしを豊かにするあかり」を提案していくことを目指しています。
新しいコンセプトの中核には「描く」という言葉が据えられており、その3つの意味が込められています。一つ目は「デザインスケッチを描く」こと。商品開発時に自社デザイナーが丁寧に構想を描き、試作を重ねて形にしていく過程を大切にしているというものです。
二つ目は「くつろぎの空間を描く」こと。人の心を和ませる温かな色合いや柔らかな影、必要な箇所に適度な光を施すといった設計を通じて、居心地の良い空間を描き出すというコンセプトです。
三つ目は「暮らしに物語を描く」こと。家族や友人と過ごす日常のシーンに寄り添い、その中に残る記憶や感情を呼び起こすようなあかりを提案していくというものです。
このように、ディクラッセは「光と影」を単なる装飾ではなく、人々の心に寄り添う存在としてデザインしていくことを目指しています。
同社の代表取締役兼デザイナー、遠藤道明氏は「光の役割は、ただ照らすことではありません。光と影の関係をデザインすることで、暮らしに安らぎと豊かさを届けること。それがディクラッセの使命です」と述べています。遠藤氏とその息子shun endo氏が、デザイン開発から製造、販売に至るまでを一貫して手がけることで、温かな「あかり」を生み出し続けていくとしています。
編集部の感想
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ライフスタイルに寄り添うような”心地よい照明”を提案するディクラッセのコンセプト変更は、おしゃれで機能的な照明にとどまらず、感情的な要素を取り入れた新しい照明の在り方を示しているように感じられます。
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デザインスケッチから試作、実際の生活シーンを意識した設計まで、デザイナー自らが一貫して携わる姿勢は、製品への愛情が感じられ、こだわりの高さが印象的です。
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父子2代にわたるデザイナーによるコラボレーションは、より幅広い世代に響く提案ができそうで期待が高まります。
編集部のまとめ
ディクラッセ:癒しから物語へ。照明メーカー ブランドの新しいコンセプトを発表についてまとめました
ディクラッセは、60年以上の歴史を持つ老舗照明メーカーですが、今回のブランドコンセプトの刷新によって、単なる照明器具の提供にとどまらず、暮らしの心地よさを追求した新しい提案を行っていくことを明らかにしました。
これまでの「光と影の美しさ」を追求するデザインからさらに一歩進み、人の感情に寄り添うような”あかり”を生み出していくことが同社の目標となっています。デザイナー遠藤氏とその息子shun endo氏が、製品開発から販売までを一貫して手がけることで、ブランドの世界観を丁寧に描き出していく姿勢が印象的です。
今後、ディクラッセの新しいコンセプトに基づいた製品展開に注目が集まりそうです。単なる機能面での優位性だけでなく、心を癒し、暮らしに寄り添う存在としての照明の可能性を感じさせてくれる提案だと感じました。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000089989.html














