名古屋電機工業株式会社の第67期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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名古屋電機工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比2.0%増の97億16百万円と堅調に推移しています。利益面では、原材料高騰や大型案件の原価先行の影響から、営業利益は前年同期比64.1%減の2億34百万円となりましたが、安定した受注環境が続いています。今後も社会インフラの維持・保全や防災・減災等、同社の得意分野に注目が集まりそうです。

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企業情報

企業名: 名古屋電機工業株式会社
証券コード: E02055
決算期: 3月期

名古屋電機工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

名古屋電機工業株式会社の決算期は3月期です。具体的な決算日は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行っています。

主な事業

名古屋電機工業株式会社は、情報装置事業を主力としています。公共事業を中心とした交通インフラの維持・保全や防災・減災に関する製品・システムの開発・販売を行っています。具体的には、道路交通安全を守る信号機や交通管制システムなどを手がけています。また、一部で検査装置事業も行っていましたが、2022年10月に事業を譲渡しました。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高97億16百万円、営業利益2億34百万円となりました。売上高は前年同期比で2.0%増加したものの、原材料高騰や大型案件の原価先行の影響から、営業利益は前年同期比64.1%減となりました。利益率は低下傾向にあるものの、安定した受注環境が続いているため、今後の業績回復が期待されます。

売上・利益の推移

最近3年間の売上高と利益の推移は以下の通りです。売上高は18,009百万円から97億16百万円と堅調に推移しているものの、利益は落ち込んでいます。部材調達難や原材料高騰の影響がありましたが、安定した受注環境を背景に、今後の利益回復が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の総資産は247億87百万円となりました。前連結会計年度末と比べ9億5百万円減少しています。主な要因は、売掛金が43億46百万円減少した一方、仕掛品が13億73百万円、契約資産が11億49百万円増加したことによるものです。

資産の部

流動資産は171億40百万円で、前連結会計年度末から8億92百万円減少しました。一方、固定資産は76億46百万円で12百万円減少しました。資産全体としては減少傾向にあります。

負債の部

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は60億10百万円となり、前連結会計年度末から6億92百万円減少しました。主な要因は、未払法人税等が2億95百万円、賞与引当金が1億95百万円減少したことによるものです。

純資産の部

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は187億77百万円となり、前連結会計年度末から2億12百万円減少しました。利益剰余金が2億99百万円減少したことが主な要因です。

ROAとROE

直近3年間のROAは3.8%前後で推移しており、安定した水準を維持しています。一方でROEは12%前後と、やや低下傾向にあります。これは、利益の減少と自己資本の増加によるものと考えられます。今後は収益性の改善と、資本政策の実施が課題といえるでしょう。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが10億69百万円の純増となりました。一方で、設備投資等の投資活動によるキャッシュ・フローが4億54百万円の純減となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金支払いにより6億55百万円の純減となりました。全体としては、現金及び現金同等物が10億39百万円増加しています。

配当の支払額

2023年6月の定時株主総会決議では、1株当たり70円の期末配当が決定されました。前期の1株当たり60円から増配となっており、連結配当性向は29.9%となっています。同社は安定配当を重視する方針で、今後も株主還元の拡充が期待されます。

今後の展望

名古屋電機工業株式会社は、社会インフラの維持・保全、防災・減災などの分野で強みを発揮しています。今後も公共事業を中心に受注を順調に積み上げていくことが期待されます。一方で、原材料高騰や部品調達難の影響には注意を払う必要があります。収益性の改善に向けて、コストダウンや生産性向上にも努めていきたいと考えています。

編集部のまとめ

名古屋電機工業株式会社は、公共事業を中心とした道路交通システム事業で安定した収益を確保してきました。しかし、近年の原材料高騰や部品調達難の影響から利益が減少傾向にあります。今後は、コストダウンや生産性向上に取り組み、収益力の改善が課題となります。一方で、社会インフラの維持・保全や防災・減災などの分野での需要は底堅く、今後の業績回復が期待できそうです。株主還元面でも、安定配当を維持する方針で、投資家の注目を集めています。

名古屋電機工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

名古屋電機工業株式会社の決算期は3月期で、決算日は3月31日です。四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行っています。配当については、2023年6月の定時株主総会で1株当たり70円の期末配当が決定されました。連結配当性向は29.9%と、株主への還元に積極的な企業といえるでしょう。

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