BIPROGY株式会社の2023年度第3四半期決算が公開されました!
この企業は、ITソリューションサービスを幅広く手がける大手IT企業です。
今期も堅調な業績を残しており、先進技術を活用したサービス展開で注目を集めています。
企業情報
企業名: BIPROGY株式会社
証券コード: 80560
決算期: 3月31日
BIPROGY株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
BIPROGY株式会社の決算は3月31日に行われており、その後の6月28日の定時株主総会で決算が承認されます。
また、年2回の配当(中間配当と期末配当)が行われており、12月1日と6月29日にそれぞれ支払われます。
主な事業
BIPROGY株式会社は、金融機関向けのシステム開発やソリューション提供、製造業や小売業などの幅広い業種・業界向けのITサービスを手がけている大手ITサービス企業です。
デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを強化しており、AIやIoTなどの先進技術を活用したサービスの開発にも注力しています。
また、地域金融機関向けの共同利用型バンキングアプリの提供や、小売店舗の業務効率化ソリューションの提供など、Society 5.0の実現に貢献する取り組みも行っています。
今期の業績と利益率は?
BIPROGY株式会社の2023年度第3四半期の連結業績は、売上収益が2,588億75百万円と前年同期に比べ12.6%の増収となりました。
利益面では、営業利益が241億34百万円と前年同期比22.9%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益が181億56百万円と前年同期比33.8%増と、増収増益を達成しています。
売上・利益の推移
BIPROGY株式会社の過去3年間の業績を見ると、売上収益は毎年増加しており、前期は3,398億98百万円と過去最高を記録しています。
利益面でも、営業利益は過去3年間で約20%増加しており、親会社の所有者に帰属する当期利益も同様に増加するなど、安定した業績拡大が続いています。
四半期連結貸借対照表について
BIPROGY株式会社の2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は2,825億18百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び現金同等物が547億88百万円と大幅に増加しています。また、営業債権及びその他の債権は640億50百万円と前期末比で減少しています。
負債の部
負債の部では、営業債務及びその他の債務が240億43百万円と前期末比で減少しています。有利子負債については、長期借入金が183億25百万円と前期末から変動はありません。
純資産の部
純資産の部では、親会社の所有者に帰属する持分が1,525億16百万円と前期末比で増加しており、親会社所有者帰属持分比率も54.0%と高水準を維持しています。
ROAとROE
BIPROGY株式会社のROA(総資産利益率)は、直近3年間で5%前後を推移しており、ROE(自己資本利益率)も10%前後で推移しています。
これらの指標は概ね良好な水準を維持しており、効率的な資産運用と株主価値の向上に取り組んでいることがわかります。
キャッシュフロー
BIPROGY株式会社の2023年度第3四半期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは312億34百万円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは49億15百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは153億円の支出と、全体としては110億43百万円の増加となりました。
配当の支払額
BIPROGY株式会社は、株主還元を重視しており、連結配当性向40%を目処とする利益還元方針を定めています。
2023年度は、中間配当が1株当たり45円、期末配当が1株当たり40円の合計85円の年間配当を予定しています。
今後の展望
BIPROGY株式会社は、今後も金融やものづくり、流通など幅広い業種でデジタル化の支援に取り組むとともに、地域活性化やサステナビリティなどの社会課題解決にも注力していく方針です。
特に、AIやIoTなどの先進技術を活用したソリューションの開発や、共同利用型のプラットフォームサービスの提供など、付加価値の高いサービスの拡大に期待が高まっています。
編集部のまとめ
BIPROGY株式会社は、DX需要の高まりを背景に好調な業績を維持しており、先進技術を活用したサービスの開発にも注力しています。
強固な財務基盤に加え、株主還元にも積極的に取り組んでおり、今後の成長にも注目が集まっている企業です。
BIPROGY株式会社の決算日や配当についてまとめました。
BIPROGY株式会社の決算日は3月31日で、年2回の配当(中間配当と期末配当)が行われています。
中間配当は12月1日、期末配当は6月29日に支払われ、連結配当性向は40%を目途としています。
同社は株主還元を重視しており、今後の業績拡大とともに、株主の皆さまへの利益還元にも期待が高まります。